コンテンツへスキップ
図解手帖 ZUKAI TECHO

断熱・防寒カーテンはなぜ今話題?遮光との違いと選ぶ観点

10月使用分の電気料金が大手10社すべてで過去最高の水準になると報じられ、冬の暖房前に窓まわりの断熱へ関心が向いています。断熱・防寒カーテンを選ぶときに見る観点を、遮光等級との違いとあわせて図解で整理します。

トレンド 読了 3 分 公開: 最終更新:
断熱・防寒カーテンを選ぶ4つの観点の図解:遮光等級は光の遮り度合い、丈は床まで届くか、生地の厚み・裏地、洗濯可否とサイズ
断熱・防寒カーテンを選ぶ4つの観点の図解:遮光等級は光の遮り度合い、丈は床まで届くか、生地の厚み・裏地、洗濯可否とサイズ

10月使用分の電気料金が、大手電力10社すべてで前月より上がり、いずれも過去最高の水準になると報じられました(NHK)。政府の補助の終了や燃料費の上昇が理由です。暖房を使い始める前に、窓まわりの断熱を見直す動きとして、断熱・防寒をうたうカーテンにも関心が向きやすい時期です。

いま何が起きているか

NHKによると、政府の補助が終わったことや燃料費の上昇などから、10月使用分の電気料金は大手10社のすべてで値上がりします。都市ガスも上昇が報じられています。これから暖房を使う機会が増える11〜12月は、家庭のエネルギー使用量が増えやすい時期です。請求額が気になり始める前に、使い方や設備を点検しておきたいという流れが、窓まわりのグッズへの関心を後押ししています。

なぜ「窓」まわりが注目されるのか

政府広報オンラインは、冬の暖房時に家の中の熱の約6割が窓などの開口部から逃げるとされていると紹介しています(資源エネルギー庁の省エネポータルサイトを参照)。対策として挙げているのは、厚手で丈の長いカーテンの使用、断熱シート・フィルムの貼り付け、二重窓の設置などです。資源エネルギー庁も「厚手のカーテンを使用。床まで届く長いカーテンの方が効果的」としており、冬の暖房時の室温は20℃を目安にすることも案内しています。窓の断熱の考え方を広く整理した記事は窓の防寒・断熱|隙間風対策にあります。

断熱・防寒カーテンを選ぶときに見る観点

遮光等級と断熱は分けて見る:遮光等級は光を遮る度合いの表示で、1級は遮光率99.99%以上とされています(東リ)。断熱性そのものを示す等級ではありません。

丈と幅:床まで届くか、窓より少し広めか。すき間があると冷気が回り込みやすくなります。

生地の厚み・裏地・層構造:断熱をうたう表記はメーカーごとに測定条件が異なることがあるため、公式サイトの説明を確認してから比べます。

洗濯可否・サイズ・レールの耐荷重:厚手ほど重くなります。洗い方はカーテンの洗い方も参考になります。

注意点・ほかの方法

カーテンは暖房効率を補助する対策で、単体でどれだけ電気代が下がるかは住まいによって異なります。窓下から流れ込む冷気が気になる場合は、断熱シートや隙間テープを併用する方法もあります。暖房全体の使い方は暖房の効率を上げる使い方で整理しています。石油ストーブなど暖房器具の近くでは、カーテンが触れない距離を確保してください。夏の遮熱との違いは遮熱カーテンと遮熱シートの違いにまとめています。

シェア・保存 でシェア LINE

この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

遮光1級のカーテンなら断熱性も高いですか?
遮光等級は光をどれだけ遮るかを示す表示で、断熱性能そのものを示す等級ではありません。遮光1級は遮光率99.99%以上とされ(東リ)、生地の密度が高いものが多い一方、断熱性は生地の厚みや裏地の有無などで変わります。断熱をうたう製品は、メーカーの表記や測定条件を公式サイトで確認したうえで比べる方法があります。
カーテンを替えるだけで電気代は下がりますか?
下がる金額は住まいの窓の大きさや暖房の使い方で変わるため、一概には言えません。資源エネルギー庁は、厚手のカーテンや床まで届く長いカーテンを使うことを省エネのポイントとして挙げています。あくまで暖房効率を補助する対策として、室温設定や窓の隙間対策と組み合わせて考えるのが現実的です。
賃貸でカーテン以外にできる窓の対策はありますか?
窓に貼る断熱シートやフィルム、サッシの隙間をふさぐ隙間テープなどがあります。政府広報オンラインは、断熱シート・フィルムの貼り付けや、夜に厚手のカーテンで保温する方法を紹介しています。貼るタイプは剥がすときの糊残りに注意し、窓ガラスの種類に対応しているか表示を確認してください。

出典・参考情報

今月の暮らし観測をすべて見る →

広告・アフィリエイト等の取り扱いについては 掲載方針 をご覧ください。