「誤ってアカウントを報告しました」DM詐欺の手口と対処法
「誤ってあなたのアカウントを報告してしまいました」というSNSのDMは詐欺の手口です。アカウント乗っ取りや個人情報詐取につながるこの新手口を、手口と対処法を図解でわかりやすく解説します。
SNSで急増している「アカウント報告DM」詐欺とは
「誤ってあなたのアカウントを報告(通報)してしまいました。対応してもらわないとアカウントが停止されます」というDMが、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSで急増しています。
見知らぬアカウントから届くこのメッセージは詐欺の手口です。リンクをタップするとフィッシングサイトへ誘導され、ログイン情報を盗まれてアカウント乗っ取りや個人情報の漏えいにつながります。
3つの手口と正しい対処
手口1:「停止の危機」で焦らせる
「対応しないとアカウントが消えます」と緊急性を演出するのが典型です。本物のSNS運営は個人DMで停止予告を送りません。焦って返信するのが相手の狙いです。
→ 対処:無視してブロック・通報するだけ。何もしなくてもアカウントは消えません。
手口2:「確認のためリンクを踏んで」と誘導
「フォームで確認を」「公式サポートで申請して」とリンクを送りつけてきます。URLはSNS公式ドメインに似せた偽サイトです。
→ 対処:リンクはクリックしない。SNSの公式ページへは必ずブックマーク・アプリ内からアクセス。
手口3:返信させて信用させる
返信すると「対応してくれてよかった」と信頼関係を築き、その後で個人情報・認証コードを要求するパターンもあります。
→ 対処:一切返信しない。返信するだけで「アクティブアカウント」として詐欺リストに追加されるリスクがあります。
手口4:Discordなど外部アプリへ誘導する
X(旧Twitter)の日本公式アカウントは、公式サポートや「誤って通報してしまったユーザー」を装って外部のチャットアプリ(Discordなど)へ誘導する詐欺が発生しているとして注意を呼びかけています。誘導先では、Xのロゴを使った偽の「サポート担当者」が「本人確認のため」「凍結解除のため」と称し、ログインID・パスワード、氏名・生年月日、クレジットカード番号まで要求してくるケースが報告されています。同社の従業員を装う偽アカウントが使われる例も確認されています。
→ 対処:Xの公式サポートがDMや外部アプリで個人情報・パスワード・カード番号を求めることはありません。外部チャットアプリへの誘導リンクは開かず、無視してブロック・通報してください。
気をつけるポイントまとめ
- SNS運営は個人DMで連絡しない(公式はアプリ内通知かメールのみ)
- 「アカウント停止」などの脅し文句は詐欺のサイン
- Discordなど外部チャットアプリへの誘導リンクも開かない
- 届いたらすぐブロック・通報。返信不要
- もしリンクをタップしてしまったらパスワードを即変更 → 二段階認証を設定
詐欺DM全般の手口についてはフィッシング詐欺を見抜く5つのポイントも参考にしてください。SNSアカウントのセキュリティ管理については二段階認証の設定方法をあわせて確認してください。
困ったときの相談先:
- 消費者ホットライン:188(いやや)
- 警察相談専用電話:#9110
詐欺・防犯まとめ:この記事は詐欺・防犯まとめの一部です。手口を知る・被害に遭ったときの対処・ふだんの守りまでを一覧で整理しています。判断に迷うときは、お金を動かす前に消費者ホットライン188(いやや)・警察相談専用**#9110**(緊急時は110番)へ。 偽メール・偽SMS・偽サイトは、フィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)にも情報提供できます。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。
よくある質問
- 本当に誤って報告された場合、SNS側から連絡は来る?
- 来ません。InstagramやX(旧Twitter)などの運営が「誰かに報告された」ことを個人のDM経由で通知することはありません。公式連絡はアプリ内通知かメール(登録アドレス宛)のみです。
- うっかりリンクをタップしてしまった。どうすればいい?
- パスワードをすぐに変更し、二段階認証を設定してください。ログイン履歴(アクティビティ)も確認し、見覚えのないデバイスからのアクセスがあれば全デバイスをログアウトします。不安なら消費者ホットライン(188)か最寄りの警察相談窓口(#9110)へ。
- このDMを送ってきたアカウントはどう対処すればいい?
- 返信せずブロックし、SNSのスパム・詐欺として報告(通報)してください。返信すると「生きているアカウント」として別の詐欺DM対象にリスト追加される可能性があります。
出典・参考情報
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