脱ハンコ時代の手続きの新常識
行政手続きの「認印」はほぼ廃止され、押印を求められる場面は大きく減りました。本人確認は身分証やマイナンバーカードへ。何が変わり、何が今も必要かを1枚図解で整理します。
「書類にはとりあえずハンコ」——その常識は大きく変わりました。行政手続きの認印はほぼ廃止され、押印を求められる場面は激減しています。本人確認は、押印から身分証やマイナンバーカードへと移っています。
何が変わったのか
新型コロナをきっかけに「書面・押印・対面」の見直しが進み、国の手続きでは認印の押印が原則廃止されました。2021年にはデジタル庁が発足し、行政のデジタル化の一環として脱ハンコが定着しています。自治体の窓口でも、申請書から押印欄が消える動きが続いています。
今の常識を3点で
1. 認印を求められる場面はほぼ消えた
国の手続きで認印は原則不要になり、自治体の各種申請でも押印欄の廃止が進んでいます。「とりあえずハンコ」は過去のものになりつつあります。
2. 本人確認は身分証・マイナンバーカードへ
押印の代わりに、運転免許証やマイナンバーカードで本人確認をします。オンライン手続きでは、マイナンバーカードによる電子的な本人確認も使われます。
3. 実印・登記など一部は今も必要
不動産登記や法人登記など、財産に関わり厳格な確認が必要な手続きでは、今も実印などの押印が残ります。すべてのハンコがなくなったわけではありません。
やってしまいがちな勘違い
「ハンコは全部いらなくなった」と思って印鑑を処分してしまうのは危険です。銀行印や実印は引き続き有効で、重要な契約や登記で必要になります。減ったのは「認印の出番」です。家庭の印鑑は引き続き大切に保管しましょう。
情報の正確性について:掲載内容は公開時点の公式情報にもとづく一般的な知識です。手続きごとに押印の要否は異なります。詳しくは内閣府(規制改革)・デジタル庁、および各手続きの窓口でご確認ください。
マイナンバーカードの基本はマイナンバーカードの基本、住民票・印鑑登録は住民票・印鑑登録の基本、暮らしの新常識の一覧は暮らしの新常識まとめも参考にしてください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。
よくある質問
- 行政手続きでハンコはもう要らないのですか?
- 多くの手続きで認印は不要になりました。国の手続きでは認印の押印が原則廃止され、自治体でも見直しが進んでいます。ただし不動産登記や法人登記など、財産に関わり厳格な本人確認が必要な一部の手続きでは、今も実印などの押印が求められます。
- 押印がなくなると、本人確認はどうするのですか?
- 押印に代わり、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類で確認する形が広がっています。オンライン手続きでは、マイナンバーカードによる電子的な本人確認(公的個人認証)も使われます。
- 家の印鑑はもう捨ててよいですか?
- 捨てないでください。銀行印や、自治体に登録した実印は引き続き有効で、重要な契約や登記で使います。なくなるのは「認印を求められる場面」が中心で、印鑑そのものが不要になったわけではありません。
出典・参考情報
家事カテゴリの他の記事
- 図解 読了 4 分
75歳以上の運転免許更新の流れ|認知機能検査・高齢者講習・運転技能検査
高齢者の運転免許更新で受けるものは、70歳・75歳・違反歴の3つで変わります。認知機能検査と高齢者講習と運転技能検査の違い、通知が届く時期、不合格になると何が起きるのかを警察庁の公式情報をもとに1枚図解で整理します。
- 図解 読了 4 分
水筒・やかんの金属溶出に注意|傷とスポーツ飲料の組み合わせが危ない
内側に傷やサビのある金属製の水筒・やかんに、スポーツ飲料など酸性の飲み物を長時間入れると、銅などの金属が溶け出して中毒を起こすことがあります。実際の事例と3つの予防ポイントを1枚図解で整理します。
- 図解 読了 5 分
薬の収納と使用期限管理|家庭の薬をどこに・どう分けて保管するか
家庭にある薬をどこに置き、どう分けて収納し、使用期限をいつ確認するかを整理しました。直射日光・高温多湿を避ける保管場所の条件、子どもの誤飲事故を防ぐ収納の工夫、処方薬と市販薬の分け方、年1回の期限チェックの習慣、期限切れの薬の処分先の確認方法を図解でまとめています。
広告・アフィリエイト等の取り扱いについては 掲載方針 をご覧ください。