ネット検索のロードサービス高額請求に注意|まず保険会社へ
「基本料金2,980円〜」の広告で呼んだら6万円超の見積もり、断ると高額キャンセル料——国民生活センターに相談が寄せられています。多くの自動車保険にはロードサービスが付帯。呼ぶ前に確認したい5点と相談先を公式出典付きで整理します。
出先でバッテリーが上がった、タイヤがパンクした——そんなときスマホで「ロードサービス near me」と検索して上位の業者に電話する人は少なくありません。しかしその流れで「サイトには基本料金2,980円と書いてあったのに、現場で6万6,000円の見積もりを出された」「断ろうとしたらキャンセル料3万5,000円と言われた」という相談が、全国の消費生活センターに寄せられています(出典:国民生活センター、2026年2月17日公表)。先に確認すべきなのは検索結果ではなく、自分が入っている自動車保険です。
何が起きているか
国民生活センターが公表した事例では、20歳代の男性がドライブ中のパンクでスマホ検索し、検索結果の最上位にあった「基本料金2,280円〜」の表示を見て依頼したところ、現場で約8万円の見積もりを提示されました。仕方なく交換してもらったものの、走行中の違和感からガソリンスタンドで点検すると、交換されたタイヤはサイズが合っておらず費用も高すぎると指摘され、結局もう一度交換し直すことになっています。
日本損害保険協会にも「広告に掲載のない出動費・作業費を上乗せされ約30万円を請求された」「料金を支払うまで車を返してもらえなかった」といった問い合わせが届いています。共通するのは、「今すぐ何とかしたい」という焦りにつけ込まれる構図で、鍵の紛失や水漏れ修理で起きる「レスキュー商法」と同じ形です。
呼ぶ前に確認したい5つのポイント
1. 検索より先に、保険会社・代理店に電話する
多くの自動車保険にはロードサービスが付帯していて、事故だけでなくバッテリー上がり・パンク・ガス欠などの故障でも使えます。しかも先に業者を呼んでしまうと、あとから請求しても全額が支払われないことがあります。順番を逆にしないことが最大の防御です。※付帯の有無・使える回数・レッカーの距離上限は契約ごとに違います。最新の内容は日本損害保険協会の案内と、ご自身の保険証券で確認してください。
2. 保険証券の連絡先を、今のうちにスマホへ控えておく
現場で「保険証券がどこにあるか分からない」となるから検索に走ることになります。事故受付の電話番号をスマホの連絡先に登録し、家族とも共有しておきましょう。日本損害保険協会は会員会社のロードサービス窓口一覧を公開しています。
3. 「基本料金○○円〜」の表示をうのみにしない
検索結果の上位に出たからといって安易に信用せず、表示額は最低価格にすぎないと考えてください。車の故障の状況によって作業内容は変わるため、サイトの表示や電話での説明が総額とは限りません。
4. 作業前に「総額」と「キャンセル料の有無」を確認する
どんな作業になるのか、状況によって料金がどう変わるのかを、作業を始める前に確認します。国民生活センターは、キャンセルする場合にキャンセル料が発生するのかもあらかじめ確認するよう呼びかけています。
5. 納得できない請求は、その場で支払わない
見積もりと違う、説明がなかった費用が乗っている——そんなときは、後日納得した金額で支払う意思があることを伝えたうえで、その場での支払いは断りましょう。深夜に一人でいると押し切られやすいので、電話口に家族や保険会社を挟むだけでも状況は変わります。
相談窓口
| 状況 | 相談先 |
|---|---|
| 故障・事故で動けなくなった | まず契約中の損害保険会社・保険代理店 |
| 高額請求や車の返還拒否にあった | 消費者ホットライン:188(いやや) |
| 脅されている・帰してもらえない | 警察相談専用**#9110**(緊急時は110番) |
情報の正確性について:保険で使えるロードサービスの範囲・上限は契約内容によって異なります。ご自身の補償内容は必ず契約中の損害保険会社または代理店にご確認ください。本記事は特定の業者を推奨・否定するものではありません。
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同じ「呼んでから高額請求」のパターンは、車以外の場面でも起きています。車に備えておく物とあわせて確認しておくと安心です。
詐欺・防犯まとめ:この記事は詐欺・防犯まとめの一部です。手口を知る・被害に遭ったときの対処・ふだんの守りまでを一覧で整理しています。判断に迷うときは、お金を動かす前に消費者ホットライン188(いやや)・警察相談専用**#9110**(緊急時は110番)へ。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。
よくある質問
- 自分の自動車保険にロードサービスが付いているか分かりません。
- 契約している損害保険会社または保険代理店に問い合わせれば、契約内容を確認できます。日本損害保険協会は「多くの自動車保険にはロードサービスが付帯されており、事故だけでなく故障の場合でも利用できる」と案内しています。保険に付帯していない場合でも、車を買った販売店(ディーラー)のロードサービスや会員制サービスが使えることがあります。
- 先に業者を呼んでしまいました。あとから保険で払い戻せますか?
- 全額が支払われるとは限りません。日本損害保険協会は「ロードサービス業者を利用した後に保険金を請求しても費用の全額の支払いを受けられないことがある」と注意を促しています。レッカーなどが必要になった時点で、まず損害保険会社か保険代理店に連絡するのが基本です。
- その場で高額な料金を請求されたらどうすればいいですか?
- 国民生活センターは、請求された金額や内容に納得できない場合は「納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いはきっぱり断る」ようアドバイスしています。少しでも不安があれば、消費者ホットライン「188(いやや)」または最寄りの消費生活センターに相談してください。
出典・参考情報
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