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図解手帖 ZUKAI TECHO

止水板はなぜ今話題?土のうとの違いと選ぶときの観点

台風13号の接近や熊本地震後の防災意識の高まりを背景に、土のうの代わりとして軽量な「止水板」が通販・ホームセンターで注目されています。積水化学工業の防災事業参入や自治体の購入補助制度といった動きと、土のうとの違い・選ぶときに見る観点を図解で整理しました。

トレンド 読了 3 分 公開: 最終更新:
土のうと止水板(簡易型)の比較図解:重さ・設置時間・保管処分のしやすさ・価格帯の違い
土のうと止水板(簡易型)の比較図解:重さ・設置時間・保管処分のしやすさ・価格帯の違い

台風13号の接近や、断水が続く熊本地震の被災地の状況が伝えられる中、土のうの代わりとして軽量な「止水板」が通販サイトやホームセンターで注目されています。従来「重くて大変」だった浸水対策に、軽さと設置スピードを打ち出した製品が増えていることが背景です。

なぜ今、止水板が話題なのか

積水化学工業の子会社・積水テクノ成型は2024年7月、樹脂製の止水板「セキスイ止水板プラバリア」を発売し、防災対策事業に新規参入したと公式に発表しています。本体重量は1枚あたり約4kgで、従来の土のうに比べて設置時間を短縮できる点を特長としています(出典:積水化学工業)。

自治体側の動きもあります。平塚市は「簡易止水板等購入費補助制度」を設け、工事不要で設置できる簡易止水板を購入する市民に費用の一部を補助しています(出典:平塚市)。台風シーズンや豪雨の増加を背景に、メーカーの新規参入と自治体の後押しが重なって話題になっている製品といえます。

土のうと止水板——何が違うか

土のうは土や砂を袋に詰めたもので、1袋あたり約20〜25kgと重く、隙間なく積み上げるには数十分以上かかります。使用後は泥を含むため一般ゴミに出せない自治体が多く、処分に手間がかかる点も特徴です。価格は比較的安価です。

簡易止水板はメーカーによって重さや構造が異なりますが、1枚数kg〜19kg程度と土のうより軽く、並べて連結するだけで約5〜10分程度で設置できる製品が紹介されています。水洗いして繰り返し使える一方、初期費用は数千円〜数万円台とやや高めです。

選ぶときに確認しておきたい観点

止水高さは製品によって異なり、想定する浸水の深さに対応しているかを確認する目安になります。設置面の条件も重要で、地面とのすき間ができやすい製品は砂利道や凹凸のある場所では効果が発揮しにくい場合があります。保管・処分のしやすさは、重ねて収納できるか、水洗いして再利用できるかで比較できます。工事が必要なタイプと、置くだけの簡易タイプがある点も、設置場所や予算に応じて見ておきたい観点です。

注意点・代替手段

止水板は浸水そのものを軽減する製品であり、想定を超える水位や水圧では効果を発揮しきれない場合があります。ごみ袋に水を入れる「水のう」も、平塚市などの自治体が案内する応急的な代替手段として知られています。暴風警報・大雨警報や避難指示が出ている場合は、対策グッズの設置より早めの避難を優先してください。台風全般への備えは台風への備え、浸水前後の対応は大雨・浸水への備え浸水後の後片付けにまとめています。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

止水板は土のうと比べて何が違いますか?
土のうは1袋あたり約20〜25kgと重く、積み上げに数十分以上かかるのに対し、軽量な簡易止水板は1枚数kg〜19kg程度のものが多く、並べて連結するだけで約5〜10分程度で設置できる製品が紹介されています。使用後は水洗いして繰り返し使える点も土のうとの違いです(出典:エア防災の比較記事等の一般的な整理)。
止水板を選ぶときに確認しておきたい点は?
止水高さ(何cmの浸水まで対応するか)、設置する地面が平ら・砂利かなど設置条件、保管スペース、価格帯(数千円〜数万円と幅がある)を確認しておくとよいでしょう。工事不要で置くだけのタイプかどうかも選ぶ際の目安になります。
止水板があれば浸水は防げますか?
止水板はあくまで浸水を軽減するための製品で、設置条件や浸水の深さ・水圧によっては効果を発揮しきれない場合があります。暴風・大雨警報や避難指示が出ている場合は、止水板の設置よりも早めの避難を優先してください。詳しくは[台風への備え](/guide/typhoon-prep/)へ。

出典・参考情報

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