コンテンツへスキップ
図解手帖 ZUKAI TECHO

早期天候情報とは|「10年に1度」の高温・低温・大雪を6日前に知る

気象庁の「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きない著しい高温・低温・大雪の可能性が高まったときに、6日前までに知らせる情報です。発表のタイミング、「かなり高い確率30%以上」の意味、2週間気温予報との使い分けを図解でまとめました。

季節 読了 5 分 公開: 最終更新:
気象庁の早期天候情報の見方を示した図解(10年に1度級の高温・低温の予告、月木14時30分発表、確率30%以上の意味、2週間気温予報との併用、暮らしの備え)
気象庁の早期天候情報の見方を示した図解(10年に1度級の高温・低温の予告、月木14時30分発表、確率30%以上の意味、2週間気温予報との併用、暮らしの備え)

天気予報は数日先までしか見ていない人が多いと思いますが、気象庁には「1〜2週間先の異常な暑さ・寒さ」を前もって知らせる仕組みがあります。それが早期天候情報です。熱中症対策の前倒しや、屋外の予定の組み替えに使えます。

早期天候情報=10年に1度級の高温・低温・大雪の予告

早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温・低温、または降雪量となる可能性がいつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

対象となるのは発表日の6日先から14日先までの期間で、次のいずれかが見込まれる場合に発表されます。

  • 5日間平均気温が「かなり高い」または「かなり低い」となる確率が30%以上
  • 5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上(降雪は11月〜3月のみ)

発表は月曜日(祝日などの場合は火曜日)と木曜日の14時30分ごろ、関東甲信地方などの地方単位で行われます。府県単位ではない点に注意してください。

出典:気象庁「2週間気温予報」と「早期天候情報」について

「かなり高い確率30%」は「3倍起きやすい」という意味

早期天候情報でいちばん誤解されやすいのが確率の読み方です。

「かなり高い」「かなり低い」気温とは、その時期としては10年に1回程度(出現率10%)現れるような気温を指します。つまり平常時の出現率が10%。そこで確率が30%以上と予想されたということは、通常より3倍以上その状態が現れやすくなっているという意味になります。

「30%だから低い」ではありません。「いつもの3倍」と読み替えると受け止め方が変わります。逆に、発表されても必ずそうなるわけではないので、断定的に予定を捨てる必要もありません。

出典:気象庁 2週間気温予報と早期天候情報に関するQ&A

発表されたら「2週間気温予報」を毎日チェック

早期天候情報は週2回しか出ませんが、2週間気温予報毎日14時30分ごろに更新されます。気象庁自身が、早期天候情報が発表されたら2週間気温予報を毎日見て見通しの変化を追うことを勧めています。

2週間気温予報の見方のポイントは次のとおりです。

  • が階級を表す。白=平年並、オレンジ=高い、水色=低い、赤=かなり高い青=かなり低い
  • 1週目は日ごとの気温、2週目は5日間平均の気温。たとえば27日の欄は25〜29日の平均を指す
  • 四角い予測範囲は、実際の気温がおよそ80%の確率でその中に入る幅。範囲が広いほど不確実性が大きい
  • 地点の予報より、地域平均の予報のほうが精度は高い傾向がある

先の予報ほど日ごとの当たり外れは読みにくくなりますが、5日間平均にすることで精度の低下が抑えられる——これが2週目を平均値で出している理由です。

早期天候情報が出たら、暮らしで何をするか

情報を見るだけでは意味がないので、行動に落としておきます。

高温の場合

  • 屋外の作業・運動・イベントは、期間をずらせるなら前後に動かす
  • 冷房の試運転、扇風機やサーキュレーターの出し入れを前倒しする
  • 経口補水液や塩分タブレットを買い足しておく(直前は品薄になりやすい)
  • 衣替えや寝具の入れ替えを急がない

低温の場合

  • 暖房器具の点検と灯油の確保を早めに済ませる
  • 水道管の凍結対策(露出配管の保温)を前倒しする

大雪の場合

  • 除雪用具の確認、車のタイヤ・ワイパーの状態確認
  • 屋根雪による家屋の損壊、交通障害、ビニールハウスの倒壊などに備える

熱中症そのものの対処法は熱中症の予防と対処、予報全般の読み方は天気予報の見方にまとめています。

どこで見られるか

いずれも気象庁の公式ページで、無料で誰でも見られます。発表がない期間は「現在、発表している情報はありません」と表示されるので、月曜と木曜の夕方に確認する習慣にしておくと取りこぼしがありません。

シェア・保存 でシェア LINE

この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

早期天候情報とは何ですか?
その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温・低温、または日本海側の大雪となる可能性がいつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける気象庁の情報です。6日先から14日先までを対象に、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合などに発表されます。
早期天候情報はいつ発表されますか?
原則として月曜日(祝日などの場合は火曜日)と木曜日の14時30分ごろ、関東甲信地方などの地方ごとに発表されます。降雪量に関するものは11月〜3月に限られます。
「かなり高い確率30%」はどのくらい珍しいのですか?
「かなり高い」気温は長期的に見れば10%程度の頻度で出現するものです。確率30%以上とは、それが通常の3倍以上現れやすくなっている状態を表します。必ずそうなるという意味ではありません。
2週間気温予報とはどう違いますか?
早期天候情報は週2回の発表ですが、2週間気温予報は毎日14時30分ごろに更新されます。早期天候情報が出たら、2週間気温予報を毎日見て見通しの変化を追うのが気象庁の推奨する使い方です。

出典・参考情報

季節の暮らし準備をすべて見る →

広告・アフィリエイト等の取り扱いについては 掲載方針 をご覧ください。