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図解手帖 ZUKAI TECHO

スーツのお手入れと保管方法|毎日のブラッシングからクリーニングの頻度まで

スーツを長持ちさせるための日常的なお手入れ方法を解説します。毎日のブラッシング・ハンガー保管・梅雨前のクリーニング・シーズンオフの保管まで、スーツの寿命を延ばす正しいケア方法を図解でわかりやすくまとめました。

家事 読了 4 分 公開:
スーツのお手入れと正しい保管方法を示した図解
スーツのお手入れと正しい保管方法を示した図解

スーツは毎日の小さなケアで寿命が大きく変わります。クリーニングよりも「脱いだ後の3ステップ」の方が、生地の状態に与える影響は大きいです。

帰宅後の3ステップ(毎日)

スーツを長持ちさせる最も重要な習慣です。

ステップ1:ブラッシング

スーツ用ブラシで上から下へブラッシングします。

  • 生地の目に沿って(縦方向に)やさしくブラッシング
  • 目的:ほこり・花粉・食べかすを落とす・生地の目を整える
  • 頻度:着用のたびに毎回

ブラッシングをしないと:ほこり・汚れが繊維の奥に入り込み、落ちにくくなる・生地を傷める原因になります。

ステップ2:通気(30分〜1時間)

ハンガーにかけて部屋に30分〜1時間吊るします

  • 脱いだままクローゼットにしまわない(湿気と体温がこもる)
  • 湿気が抜けてスーツが「休まる」のを待つ
  • 雨・大汗の日は特に長めに(1〜2時間)

ステップ3:スーツハンガーにかけてクローゼットへ

肩の形に合ったスーツハンガー(幅が広く、肩のカーブに沿ったもの)を使います。

  • 細いプラスチックハンガーや針金ハンガーは型崩れの原因
  • ジャケットの前ボタンを留めてハンガーにかける
  • クローゼット内に詰め込みすぎない(通気スペースを確保)

毎日同じスーツを着ないことが重要

スーツは2〜3着をローテーションするのが理想です。

  • 1日着たスーツは最低1日(できれば2日)休ませる
  • 連日着続けると生地が回復せず型崩れ・傷みが早まる
  • ウール素材は「休ませることで形状が回復する」性質がある

シワの取り方

スチームで取る(最もやさしい方法)

  • スチームアイロンをスーツから2〜3cm離して蒸気を当てる
  • 直接当てない(あて布を使うか、離して蒸気のみ)
  • 浴室でシャワーを高温で少し出して蒸気を充満させ、スーツを吊るす方法も有効

アイロンをかける場合

  • 必ずあて布(薄い綿の布)を使う——直当てでスーツが光る
  • パンツの折り目はあて布をして適度な力でアイロン
  • 生地の光りが出た場合は、濡れタオルを当ててスチームを当てると改善することがある

クリーニングの頻度と時期

時期タイミング
梅雨前(5〜6月)夏物・春物を洗ってシーズンオフ保管前に
秋(10〜11月)夏のスーツを保管する前・冬物を出す前に
汚れた・汗をかいた都度出す

クリーニングに出しすぎはNG:ドライクリーニングは生地に負担をかけます。年2回を目安に、目立つ汚れがない限り出さないことを推奨します。

洗濯タグの読み方については洗濯表示の読み方と正しい洗い方を参照してください。

長期保管(シーズンオフ)の方法

夏のスーツを保管する場合:

  1. クリーニングに出してから保管(汚れが残ったまま保管するとシミ・虫食いの原因)
  2. 通気性のある不織布カバーで保管(ビニールカバーは湿気がこもる)
  3. 防虫剤を入れる(ウールは虫食いの被害を受けやすい)
  4. 詰め込みすぎないクローゼットに保管

防虫剤は種類によって同時使用NGのものがあります(パラジクロロベンゼンとピレスロイド系を混在させると生地が変色することがある)。一種類に統一することを推奨します。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

スーツはどのくらいの頻度でクリーニングに出すべきですか?
ウールのスーツは年2回(梅雨前の5〜6月、シーズンオフの10〜11月)が目安です。クリーニングは汚れを落とすだけでなく防虫処理も行うため、長期保管前に出すことを推奨します。ただし、汗をかいた・明らかな汚れがある場合はその都度クリーニングに出してください。洗いすぎは生地の傷みにつながるため、頻繁にクリーニングに出さないことが大切です。
スーツを自宅で洗濯できますか?
洗濯タグに「家庭洗濯可」マークがあれば可能です。近年は「ウォッシャブルスーツ」として洗濯機対応のスーツも増えています。ただし、ウール素材の多くは縮みやすく、家庭洗濯には向いていません。洗濯タグの確認が必須です(→洗濯表示の読み方参照)。自宅で洗える場合は「ウール手洗いコース」「デリケートコース」を選択し、ネットに入れて洗います。
スーツのシワはどうすれば取れますか?
軽いシワはスチームアイロン(または浴室に吊るして蒸気を当てる)で取れます。アイロンをかける場合はあて布必須——直接スーツに当てると生地が光ってしまいます。折り目(パンツの前から後ろのライン)はアイロンで整えます。着用後のハンガー保管でも軽いシワは1〜2日で自然に戻ります。

出典・参考情報

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