おしゃれ着・手洗いの基本|縮みや型崩れを防ぐ洗い方
「洗濯機で洗ったら縮んだ」は洗い方の選択ミスが原因です。おしゃれ着洗いのタグの読み方と、手洗い・洗濯ネットの正しい使い方を整理します。
おしゃれ着の洗濯で縮みや型崩れを起こす原因は、ほぼ「タグを読まずに普通の洗濯機コースで洗う」の1パターンです。タグの2つのマークと洗剤の選択を変えるだけで、ほとんどの失敗は防げます。
まずタグの2つのマークを確認する
消費者庁の規定するJIS L 0001(2016年改訂)の洗濯表示では、桶のマークが洗い方の基本を示しています。
| マーク | 意味 |
|---|---|
| 桶に数字(40など) | その温度以下の水で洗濯機洗い可 |
| 桶に手のマーク | 手洗いのみ |
| 桶に×マーク | 水洗い不可(クリーニング必須) |
| 中性マーク(液体が入った桶の下線) | 中性洗剤を使用すること |
「桶に手」=洗濯機禁止ではなく、洗濯機のドライ・手洗いコースで対応できるケースがほとんどです。ただし装飾品・シルク・カシミヤは手洗いか専門店へ。
手洗いの正しい4ステップ
- 水温は30℃以下:ウール・シルクは熱に弱い。水か冷水が基本
- 中性洗剤を水に溶かしてから衣類を入れる:直塗りは色落ち・傷みの原因
- 押し洗い・振り洗いで30秒:こすらない・もまない。生地の上で優しく水を動かすイメージ
- すすぎは2回:洗剤が残ると黄ばみや臭いの原因になる(※普段の洗濯は「すすぎ1回」対応洗剤なら1回でOK。おしゃれ着・手洗いはこの例外。→洗濯「すすぎ1回」と柔軟剤の新常識)
洗濯機を使う場合の3ポイント
手洗いコース(ドライコース)を使えば多くのおしゃれ着に対応できます。
- 洗濯ネットに入れる:型崩れ・摩擦ダメージを防ぐ基本。衣類は畳んで入れる
- 中性洗剤を使う:一般洗剤のアルカリ性が繊維を傷める
- 脱水は30〜60秒:長い脱水はシワと型崩れの原因。短時間で止める
やってはいけない失敗パターン
- タグを見ずに「普通コース」で洗う→ウール・シルクは一発で縮む
- 洗剤を直接衣類につける→色落ちや素材へのダメージリスクが高い
- 干す前に絞る・ねじる→型崩れが起き、乾いてもシワが固定される
- 直射日光で乾かす→色あせ・素材劣化の原因。陰干しが基本
干すときの1アクション
ハンガーに掛けるとき、肩の形に合わせて軽く形を整えてから干すだけで、乾燥後の型崩れが大幅に減ります。特にニット類は平干し(ネットや平干しハンガー)が縮み防止になります。
国民生活センターは、家庭洗濯での繊維製品のトラブルについて注意喚起を定期的に行っています。
情報の正確性について:洗濯表示は製品ごとに異なります。タグの表示を最優先にし、素材や装飾品によってはクリーニング専門店への依頼を検討してください。
洗濯表示の全記号の読み方は洗濯表示の読み方と部屋干しのコツでまとめています。シミがついた場合はシミ抜きの基本も参考にしてください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 「手洗いマーク」がある衣類を洗濯機で洗っても大丈夫ですか?
- 洗濯機の「手洗いコース(ドライコース)」は弱水流で洗えるため、多くの手洗いマーク表示の衣類に対応しています。ただし、シルク・カシミヤ・ビーズ装飾のある衣類はクリーニング推奨です。洗濯ネットに入れ、洗濯表示を確認してから試してください。
- おしゃれ着用洗剤と普通の洗剤はどう違いますか?
- おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)は繊維への刺激が少なく、ウール・シルクなどのデリケート素材に向いています。一般の洗濯洗剤は弱アルカリ性が多く、繊維を傷めたり縮みの原因になることがあります。タグに「中性」記載がある衣類は必ず中性洗剤を使ってください。
- 手洗い後の脱水はどうすればいいですか?
- タオルに挟んで優しく押し当てて水分を吸わせるのが基本です。絞る・ねじる動作は繊維の型崩れや縮みの原因になります。脱水機にかける場合は10〜30秒の短時間にとどめ、洗濯ネットに入れたまま行います。
出典・参考情報
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