下ごしらえの基本|まとめてやるだけで平日の料理が半分の時間になる
下ごしらえは週1回まとめてやる「まとめ下処理」が最もタイパが高い方法です。野菜の下処理・肉の下味・乾物の戻しを週末に済ませれば、平日は炒めるだけで料理が完成します。
平日の料理に時間がかかる最大の原因は「毎回一から準備すること」です。週1回の週末に野菜・肉・乾物をまとめて下処理しておけば、平日は炒める・煮るだけで料理が完成します。1回の下処理に30〜45分かけると、平日5日間の料理時間が合計1〜2時間削減できます。
週1回まとめ下処理の基本ルール
週末に1度だけ下ごしらえをまとめて行い、冷蔵庫に保存しておくシステムです。
対象にするもの
- その週に使う野菜の下処理(切る・茹でる・下味)
- 肉・魚の下味(下味冷凍を含む)
- 乾物(干し椎茸・わかめ)の戻し
これにより平日の料理は「保存した食材を組み合わせて加熱する」だけになります。
野菜の下処理:切る→保存が基本
野菜の下処理は「使いやすい形に切って保存するだけ」から始められます。
よく使う野菜の下処理
- にんじん:千切り・乱切りにして保存袋で冷蔵(3〜5日)
- 玉ねぎ:スライス・みじん切りにして保存袋で冷蔵(3〜5日)
- ほうれん草・小松菜:さっと茹でて水を絞り、保存容器で冷蔵(2〜3日)
- もやし:買ったその日に茹でて保存すると鮮度が保てる(2日)
茹でた葉野菜は冷凍も可能で、1か月保存できます。毎週使う量だけ処理するのがロスを減らすポイントです。
肉の下味:つけた状態で冷凍する「下味冷凍」
肉や魚は下味をつけた状態で冷凍保存(下味冷凍)すると、平日は解凍して焼くだけです。
基本の下味パターン
- しょうが焼き用:醤油+みりん+酒(各大さじ1)+すりおろしショウガ
- 唐揚げ用:醤油+酒(各大さじ2)+にんにく・ショウガ
- 塩こうじ漬け:塩こうじを肉の重量の10%程度。冷蔵でも1週間保存可能
冷凍した肉は前日に冷蔵庫へ移して自然解凍が鮮度を保つ最善策です。電子レンジ解凍は表面が硬くなることがあります。
乾物の戻し:冷蔵庫で一晩かけると旨味が増す
干し椎茸・乾燥わかめ・高野豆腐などの乾物は前日から戻しておくとすぐ使えます。
- 干し椎茸:水に浸けて冷蔵庫で8〜12時間。低温でゆっくり戻すと旨味(グアニル酸)が増す。急ぐ場合はぬるま湯で1〜2時間
- わかめ:水に5〜10分浸けるだけ。戻しすぎると柔らかくなりすぎる
- 高野豆腐:ぬるま湯で10〜15分。水を絞ってから調理
干し椎茸の戻し汁は旨味成分が豊富で、スープ・みそ汁のだしとして使えます。捨てると食品ロスになります。農林水産省は食品ロス削減を食育の重点課題として推進しています。
まとめ:週末30分が平日5日を楽にする
週末に30〜45分のまとめ下処理をするだけで、平日の料理時間が大幅に短縮されます。最初は1〜2種類の野菜のカットだけから始めて、慣れたら肉の下味冷凍を加えるとスムーズです。
だしの取り方はだしの取り方の基本と合わせて参考にしてください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 野菜の下処理後はどのくらい保存できる?
- 野菜の種類によって異なります。葉野菜(ほうれん草・小松菜)は茹でて冷蔵で2〜3日、根菜(人参・ごぼう)はカット後に冷蔵で3〜5日が目安です。消費者庁は食品の適切な保存温度と期間の管理を推奨しており、においや色の変化があった場合は食べないことを基本としてください。
- 肉の下味はどのくらい前につければいい?
- 少なくとも30分前、できれば一晩(8時間以上)が最適です。塩・醤油・みりんなどの調味料が肉に浸透し、加熱後の旨味と柔らかさが増します。冷凍する場合は下味をつけた状態で冷凍すると、解凍後すぐに調理できる「下味冷凍」になります。
- 乾物(干し椎茸・わかめ)の戻し方は?
- 干し椎茸は水で冷蔵庫に入れて8〜12時間(低温でゆっくり戻すと旨味が増す)が基本です。急ぐ場合はぬるま湯で1〜2時間。わかめは水に5〜10分浸けるだけで戻ります。戻し汁は旨味成分が溶け出しているため、捨てずにスープやみそ汁のだしとして使うのが農林水産省が推進する食品ロス削減にもつながります。
出典・参考情報
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