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図解手帖 ZUKAI TECHO

引越し退去前の掃除チェックリスト|原状回復で費用を抑えるポイント

賃貸の退去前に自分でできる掃除と原状回復のチェックリストをまとめました。キッチン・浴室・トイレ・窓・床の掃除手順と、退去立会いで費用トラブルにならないための注意点を解説します。

家事 読了 4 分 公開:
引越し退去前の掃除チェックリストを示した図解
引越し退去前の掃除チェックリストを示した図解

退去前の掃除は「入居時より汚れた部分を元に戻す」作業です。自然な経年劣化は借主の負担ではないため、重点的に掃除すべき箇所を把握することが費用節約につながります。

原状回復の基本ルール

国土交通省のガイドラインでは、原状回復とは「借主の故意・過失・善管注意義務違反による損耗を元の状態に戻すこと」と定義されています。

借主負担になりやすい汚れ:

  • タバコのヤニ・臭い付着
  • ペットによる傷・臭い
  • 掃除しなかったことによるカビ(換気扇・浴室)
  • 料理の油汚れの放置
  • 落書き・大きなキズ

貸主負担(借主が払わなくてよい可能性が高い):

  • 日焼けによる壁紙の変色
  • 通常の使用による壁の軽微な傷
  • 画鋲の穴(少量・通常範囲)
  • 家電・家具の設置跡(テレビ・冷蔵庫の黒ずみ)
  • 経年劣化による床・壁の変色

退去前の掃除チェックリスト

キッチン(最重要)

コンロ・換気扇は最も費用請求になりやすい箇所です。

  • 換気扇・レンジフード:油汚れを重曹+食器用洗剤で落とす。フィルターはつけ置き洗い
  • コンロ・五徳:焦げ付きを重曹ペーストでこすり落とす
  • シンク・蛇口:水垢をクエン酸水で拭き取る
  • 冷蔵庫スペース:黒ずみを乾拭きで対応(設置跡は貸主負担なことが多い)
  • 床(キッチン前):油汚れを拭き掃除

浴室・洗面所

  • 浴室のカビ:カビ取り剤→水で流し→乾燥(特に目地・パッキン)
  • 鏡の水垢:クエン酸水を湿布してから拭き取る
  • 排水口のヌメリ・詰まり:ヘアキャッチャーを清掃。排水口の中までチェック
  • 浴槽の浴垢・石けんカス:浴槽クレンザーでこすり洗い
  • 洗面台の水垢・汚れ:鏡と同様にクエン酸で対応

浴室の詳しい掃除法は浴室の掃除と水垢・カビ取りの手順を参照してください。

トイレ

  • 便器の黄ばみ・水垢:酸性トイレ洗剤でつけ置き後にブラシがけ
  • 床・壁の飛び散り汚れ:除菌スプレーで拭き取る
  • 換気扇のほこり:ブラシで払う

床・壁

  • 床のキズ:入居時のキズと比べて借主負担か確認。目立つキズは補修ペンで対応可
  • フローリングの汚れ:フローリングワイパー→水拭き→乾拭き
  • 壁紙の汚れ:消しゴムで軽くこする。落ちない場合は濡れタオルで軽く拭く
  • 壁の画鋲穴:少量なら貸主負担になることが多い(立会い前に確認を)

窓・サッシ

  • 窓ガラス:新聞紙+水→仕上げに乾いた布で拭く
  • サッシの溝の汚れ:竹串・使い古し歯ブラシで掻き出してから拭く
  • 網戸のほこり:新聞紙を裏側に当ててブラシで払う

窓掃除の詳細は窓ガラス・サッシの掃除と水垢の落とし方を参照してください。

エアコン

  • フィルターのほこり:取り外して水洗い→完全乾燥
  • 本体カバーの外側:乾拭きで対応
  • 内部のカビ・汚れ:専門業者に依頼することを推奨(内部に水をかけると故障の原因)

玄関・廊下

  • 玄関タイル:デッキブラシで水洗い、または固く絞った雑巾で拭く
  • 扉のノブ・郵便受け:乾拭きで対応

退去立会い前の最終確認

立会いの前日に以下を確認します:

  • 入居時に撮影した写真と現状を比較する(撮っていなかった場合は現状を記録)
  • 残置物を完全に撤去する(家具の忘れ物は原状回復費用に加算される場合あり)
  • 汚れ・キズの場所と状態を自分でも記録しておく

引越し全体の手続きは引越しの手続きチェックリスト、荷造りは引越しの荷造りのコツと梱包方法を参照してください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

退去時に自分で掃除するのと業者に頼むのはどちらが得ですか?
自分で3日かけて徹底的に掃除できる場合は、業者費用(1K〜2万円〜、広い部屋はそれ以上)を節約できます。ただし、頑固な汚れ(換気扇の長年のコゲ・エアコン内部・浴室の頑固なカビ)はプロの方が確実に落とせる場合があります。退去立会い後に追加費用を請求されるリスクも考慮すると、入念な自己掃除+気になる箇所はプロへの部分依頼が費用対効果が高いことが多いです。
原状回復の「借主負担」と「貸主負担」の区別を教えてください。
国土交通省のガイドラインによれば「借主は故意・過失・善管注意義務違反による損耗を原状回復する義務がある」とされています。具体的に借主負担になりやすいのは:タバコのヤニ汚れ・ペットによる傷・落書き・カビ(換気しなかった場合)・鍵の紛失。一方、日焼けによる変色・通常の生活による壁の傷・画鋲の穴(少量)は貸主負担とされることが多いです。
退去立会いで高額請求された場合はどうすればいいですか?
国土交通省のガイドライン・国民生活センターの相談窓口(188)を参考に交渉してください。サインを求められても、内容に同意できない場合はその場でサインしないことが重要です。「確認のため持ち帰ります」と伝えて、書類を入手してから専門機関に相談してください。

出典・参考情報

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