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図解手帖 ZUKAI TECHO

QR・コード決済の不正利用対策

QR・コード決済の乗っ取りや不正利用は、通知・認証・確認の3点で防げます。気づいたときの時間順の対応フロー、補償される/されないケース、主要サービスの通知設定まで1枚図解で整理します。

ネット 読了 5 分 公開: 最終更新:
QR・コード決済の不正利用対策を示した図解
QR・コード決済の不正利用対策を示した図解

QR・コード決済は便利ですが、乗っ取りや不正利用のリスクもあります。防ぐコツは「通知・認証・確認」の3点。難しい設定ではなく、最初に整えておけば、万一のときもすぐに気づいて止められます。

「すぐ気づける」状態をつくる

不正利用でいちばん怖いのは、気づくのが遅れることです。だからまず、決済のたびに通知が届くようにして、身に覚えのない決済をすぐ見つけられる状態にしておきます。気づきの早さは、後述する補償の申告期限にも直結します。

5つの基本対策

利用通知をオンにする

決済のたびに通知が来れば、不正にすぐ気づけます。5つの中で最優先です。設定場所は後述の一覧を参考に。

ログインに生体認証・二段階認証を使う

乗っ取りの多くはID・パスワードの流出から始まります。生体認証・二段階認証を設定し、パスワードの使い回しをやめること。偽サイトにIDを入力させる手口はフィッシング詐欺の見分け方で解説しています。

支払いコード画面を他人に見せない

コードの画像を送らない・撮らせないこと。**支払いコードは「お金そのもの」**です。スクリーンショットを求められたら、それ自体が詐欺のサインです。

公共Wi-Fiでの決済は慎重に

提供元の分からないネットワークでは、決済やログインなど重要な操作を避けます。

不正に気づいたら即ロック・連絡

次のフローの通り、順番が決まっています。慌てず上から実行してください。

不正利用に気づいたら(時間順フロー)

  1. 【直後】アプリを利用停止(ロック)する。各アプリの緊急停止機能か、サポート窓口への電話で止めます。被害の拡大を止めるのが最優先です。
  2. 【直後】ひも付けた支払い元に連絡する。クレジットカード会社・銀行に連絡し、カードの利用停止や口座連携の解除を依頼します。
  3. 【当日中】パスワードを変更する。同じパスワードを使い回している他のサービスも全部変えます。
  4. 【当日中〜翌日】決済サービスに被害を申告する。補償の申請には期限があります。利用履歴のスクリーンショットを残しておきましょう。
  5. 【数日以内】警察に届け出る。補償の条件として警察への届出(受理番号)を求めるサービスが多くあります。最寄りの警察署かサイバー犯罪相談窓口(#9110)へ。

どこに相談すべきか迷ったら、消費者ホットライン(188)でも案内してもらえます。

補償される/されないケース

主要なコード決済の多くは補償制度がありますが、無条件ではありません。分かれ目はおおむね次の通りです。

内容の例
補償されやすい第三者による乗っ取り・不正ログインで、期限内に申告し、警察に届け出たケース
条件になりやすい被害からの申告期限(例:60日以内など)、警察への届出、調査への協力
補償されにくい支払いコードの画像を自分で送った、家族・知人による利用、パスワード管理に重大な過失があるケース

「補償があるから大丈夫」ではなく、期限内の申告と警察への届出が前提と覚えておいてください。細かい条件はサービスごとに違うため、利用中のサービスの補償規定を一度読んでおくと安心です。

サービス別・通知設定の場所

いずれもアプリ内から設定できます(メニュー名はバージョンにより変わるため、見つからないときはアプリ内ヘルプで「利用通知」を検索してください)。

サービス設定場所の目安
PayPayアカウント → 通知の設定
楽天ペイ設定 → お知らせ・通知
d払いアカウント → 通知設定
au PAY設定 → 通知設定
メルペイマイページ → お知らせ・機能設定

やってしまいがちな失敗

通知をオフにしたまま、月末まで不正に気づかないのが典型です。気づきが遅れると補償の申告期限にも間に合わなくなります。また、支払いコードのスクリーンショットを安易に送るのも危険です。

次の一手

今すぐできるのは、利用中の決済アプリを開いて利用通知がオンか確認すること。1分で終わります。ついでに直近1か月の利用履歴に見覚えのない決済がないかも眺めておきましょう。決済全般の守り方はキャッシュレス決済の安全な使い方ネット決済の安全に続きます。

情報の正確性について:掲載内容は公開時点の一般的な知識です。補償の条件・通知設定の場所は各サービスの規定・仕様により異なり、変更されることがあります。各決済サービスの公式案内や、国民生活センターの情報もご確認ください。

ネット・SNSの記事一覧はこちら

詐欺・防犯まとめ:この記事は詐欺・防犯まとめの一部です。手口を知る・被害に遭ったときの対処・ふだんの守りまでを一覧で整理しています。判断に迷うときは、お金を動かす前に消費者ホットライン188(いやや)・警察相談専用**#9110**(緊急時は110番)へ。 偽通販・偽サイトは、フィッシング対策協議会や決済事業者の窓口にも相談・報告できます。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

コード決済の不正利用に気づくには?
利用通知をオンにしておくのが最も効果的です。決済のたびにスマホへ通知が届くため、身に覚えのない決済にすぐ気づけます。あわせて、利用履歴を定期的に確認する習慣をつけましょう。
乗っ取りを防ぐにはどうすればよいですか?
ログインに生体認証や二段階認証を設定し、パスワードを使い回さないことが基本です。支払い用のコード画面を他人に見せたり、画像を送ったりしないことも重要です。公共のWi-Fiでは重要な操作を避けましょう。
不正利用に気づいたら何をすればよいですか?
すぐにアプリの利用停止(ロック)を行い、決済サービスの運営や、ひも付けたクレジットカード会社に連絡してください。早く連絡するほど被害を抑えやすくなります。あわせてパスワードの変更や、不審なログイン履歴の確認も行いましょう。
不正利用された分は補償されますか?
主要なコード決済サービスの多くは不正利用の補償制度を設けていますが、無条件ではありません。申告期限(被害発生からの日数)や警察への届出が条件になっていることが多く、パスワードの使い回しやコード画像を自分で送った場合など、利用者側に重い過失があると対象外になることがあります。各サービスの補償規定を確認してください。

出典・参考情報

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