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図解手帖 ZUKAI TECHO

エアコン除湿の使い分け|「除湿なのに寒い」の正体

エアコンの除湿(ドライ)には弱冷房除湿と再熱除湿の2方式があります。「除湿なのに寒い」の原因と、蒸し暑い日・肌寒い雨の日での使い分け、電気代の違いを図解で整理します。

季節 読了 3 分 公開:
エアコン除湿の2方式(弱冷房除湿・再熱除湿)の違いと使い分けを示した図解
エアコン除湿の2方式(弱冷房除湿・再熱除湿)の違いと使い分けを示した図解

エアコンを「除湿(ドライ)」にしているのに寒い——その正体は、エアコンの除湿に2つの方式があることです。方式によって「室温も下げるか」「湿気だけ取るか」が変わります。蒸し暑い日と肌寒い雨の日で使い分けると、梅雨の不快感をぐっと減らせます。

エアコンの除湿には2つの方式がある

エアコンの除湿は、空気を冷やして水分を結露させて取り除きます。このとき冷やした空気をそのまま部屋に戻すのが弱冷房除湿、いったん冷やしてから温め直して戻すのが再熱除湿です。多くの機種は弱冷房除湿で、再熱除湿は中・上位機種に搭載されることが多い方式です。「除湿なのに寒い」と感じるのは、弱冷房除湿が室温も一緒に下げているためです。

弱冷房除湿:蒸し暑い日に

弱冷房除湿は、冷房を穏やかにした運転に近く、湿気と室温を一緒に下げます。コンプレッサーの動きが抑えられるぶん消費電力は控えめで、3方式のなかでもっとも電気代がかかりにくいとされています。気温が高めでジメジメして蒸し暑い日に、カラッとさせつつ涼しくしたいときに向きます。

再熱除湿:肌寒い雨の日・就寝時に

再熱除湿は、冷やして湿気を取った空気を温め直してから戻すため、室温をあまり下げずに湿気だけを取れます。気温は低いのにジメジメする梅雨寒の日や、就寝中に体を冷やしたくないときに向きます。ただし温め直すぶん消費電力が大きく、電気代は3方式でもっとも高めです。搭載していない機種もあります。

自分のエアコンはどっちか確認する

まずリモコンと取扱説明書で、除湿(ドライ)の種類を確認します。「再熱」「さらら除湿」などの表記があれば再熱除湿が使えます。表記がなければ弱冷房除湿のみの可能性が高く、その場合は「除湿にすると室温も下がる」前提で使うと迷いません。冷房と除湿のどちらが快適かは日によって変わるので、両方試して体感で選ぶのが現実的です。

快適に使う目安と組み合わせ

寝室の目安は室温25〜26℃・湿度50〜60%程度とされます。湿度が下がると同じ室温でも体感が涼しくなるため、「冷やしすぎず湿気を取る」のが快適さの近道です。サーキュレーターや扇風機で空気を回すと効きが上がり、エアコンの効率的な使い方とあわせると電気代も抑えやすくなります。部屋干しのにおい対策は部屋干しを臭わせないコツ、梅雨のカビ対策は梅雨のカビ予防で扱っています。除湿機との使い分けは除湿の基本もどうぞ。

除湿が寒いのは故障ではなく方式の違いです。「蒸し暑い日は弱冷房除湿、肌寒い日は再熱除湿」と覚えておけば、梅雨の温度と湿度を上手に乗り切れます。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

除湿(ドライ)にしているのに寒いのはなぜ?
多くのエアコンの除湿は「弱冷房除湿」で、湿気と一緒に室温も下げる仕組みのためです。冷房を弱めた運転に近く、長時間つけていると体が冷えることがあります。室温を下げずに湿気だけ取りたい場合は「再熱除湿」を搭載した機種でその運転を選びます。
冷房と除湿はどちらが電気代が安いですか?
一般的に、消費電力が小さいのは弱冷房除湿で、次に冷房、もっとも大きいのは再熱除湿とされています。再熱除湿は一度冷やした空気を温め直すため電気代が高めになります。気温や湿度、設定によって変わるので、目安として捉えてください。
自分のエアコンに再熱除湿はありますか?
再熱除湿は中・上位機種に搭載されることが多く、すべてのエアコンにあるわけではありません。リモコンの除湿(ドライ)設定や取扱説明書に「再熱」「さらら除湿」などの表記があるか確認してください。表記がなければ弱冷房除湿のみの機種が多いです。

出典・参考情報

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