水道管の凍結防止と凍ったときの対処法
水道管が凍る気温の目安・凍結しやすい箇所の確認・就寝前にできる凍結防止の方法・凍ってしまったときの解凍方法・元栓の場所と止め方を図解でまとめました。
水道管の凍結は最低気温が-4℃以下になると起きやすくなります。普段は温暖な地域でも寒波の際に凍結が発生します。事前の対策と、凍ってしまったときの正しい対処を知っておくことで被害を最小限に抑えられます。
凍結しやすい箇所を確認する
凍結が起きやすい場所:
- 屋外・北向きの壁に沿った露出している給水管
- 屋外の水道栓(散水栓・外水栓)
- 集合住宅の廊下・階段まわりのメーターボックス内
- 基礎に近い地面付近の配管
- 車庫・倉庫など暖房のない空間の配管
確認方法:家の外周を歩いて露出している配管を確認。保温材(発泡スチロール状の保護材)が巻かれているか確認する。
凍結を防ぐための事前対策
保温材(断熱材)を巻く
露出している給水管に保温テープや保温チューブを巻くのが最も確実な対策です。ホームセンターで購入できます(200〜500円程度)。
手順:
- 露出している給水管の長さを測る
- 給水管の太さに合った保温チューブを選ぶ
- 管に隙間なく巻き付けてテープで固定
就寝前・長期不在前の対策
最低気温-4℃以下の予報が出た日の就寝前:
- 水を少量(鉛筆の芯ほどの細さ)流し続ける。流れている水は凍りにくい
- 複数の水栓がある場合は最も外気に近い蛇口で行う
2日以上の旅行・帰省などで不在にする場合:
- 元栓を閉める(これが最も確実な凍結防止方法)
- 元栓の場所を事前に確認しておく
元栓の場所を確認する
一戸建て:
- 屋外の地面に設置されたバルブ(メーターボックス内)
- 家の外壁面に設置されている場合も
マンション・アパート:
- 玄関横または廊下のパイプシャフト(PS)の中
- 管理組合・管理会社に場所を確認しておく
元栓の止め方:右に回すと閉まる(時計回り)。
凍ってしまったときの対処法
まず確認:蛇口をひねって水が出ない→凍結の可能性。ただし水道局の断水の可能性もあるため、近隣・管理会社に確認することも。
解凍方法:
- 凍結箇所を特定する(最も外気に近い露出管・蛇口まわり)
- 40〜50℃のぬるま湯をタオルに浸し、凍結箇所に当てる
- またはドライヤーを30cm以上離して温風を当てる(電気系統のある箇所には使わない)
- 水が出始めたら徐々に温度が上がっていく(完全解凍まで時間がかかる)
絶対にやってはいけないこと:
- 熱湯を直接かける(配管破裂の原因)
- 給湯器の配管が凍結している場合は無理に解凍しようとせず給湯器メーカーのサポートに連絡する
配管が破裂した場合
- すぐに元栓を閉める(水を止める)
- 水道局または業者に連絡する
- 管理会社(集合住宅の場合)に連絡する
破裂した配管は自分での修理が難しいため、必ず水道局指定業者に依頼してください。
冬の住まい準備は月別暮らしの段取り12月と月別暮らしの段取り1月も参照してください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。
よくある質問
- 水道管が凍結しやすい気温はどのくらいですか?
- 外気温が-4℃以下になると凍結の危険性が高まります。特に長時間(1〜2時間以上)-4℃以下が続く場合は注意が必要です。北海道・東北・日本海側の豪雪地帯だけでなく、普段は温暖な太平洋側でも寒波の際には凍結が起きます。気象庁の最低気温予報で確認してください。
- 水道管が凍ったときに熱湯をかけてもよいですか?
- いいえ。凍った箇所に直接熱湯をかけると、温度の急激な変化で配管が破裂したり、老朽化した管の継ぎ目が割れる危険があります。必ず40〜50℃のぬるま湯を使うか、ドライヤーで遠目から温めてください。
出典・参考情報
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