緊急脱出ハンマーはなぜ今話題?3タイプの違いと選び方
千葉の豪雨被害を受け、国民生活センターが注意喚起した「自動車用緊急脱出ハンマー」。水没時に車から脱出するための金槌タイプ・ピックタイプ・ポンチタイプの違いと、選ぶときの観点を図解で整理します。
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千葉県の豪雨被害をきっかけに、国民生活センターが「自動車用緊急脱出ハンマー」の備えをSNSで呼びかけ、話題になっています。車は水深60cmを超えるとドアが水圧で開かなくなることがあり、備えの有無が明暗を分けます。
いま何が起きているか
2026年8月、記録的な豪雨で千葉県内では道路の冠水が相次ぎ、水没した車の中に乗員が取り残される事故が報道されました。これを受け、国民生活センターの公式X(旧Twitter)アカウントは8月17日、「乗車時の水没に備え、自動車用緊急脱出ハンマーを車内に備えておきましょう」と注意を呼びかける投稿を行い、拡散されました。
なぜ話題になっているか
近年は線状降水帯による記録的な大雨が各地で相次いでおり、車が冠水・水没する被害は珍しくなくなっています。オートバックス公式サイトによれば、水深60cmを超えるとドアが水圧で開かなくなるとされ、国土交通省も緊急脱出ハンマーの常備を呼びかけているといいます。「ヘッドレストなどで窓を壊して脱出できる」と思われがちですが、国民生活センターによれば強化ガラスはそう簡単には割れず、専用の道具が必要です。
3タイプの違い(選ぶときの観点)
国民生活センターの資料によると、緊急脱出ハンマーは大きく3タイプに分かれます。「金槌タイプ」は先端で窓を叩き割る定番型、「ピックタイプ」はアイスピックのように握って窓に叩きつける形状です。「ポンチタイプ」は先端をガラスに押し当ててスイッチを押すだけで割れる仕組みで、力の弱い人でも扱いやすいとされています。いずれのタイプも割れるのは側面・後部の強化ガラスのみで、フロントガラスは合わせガラスのため割れません。シートベルトカッター機能が一体になった製品もあります。自家用車だけでなく、レンタカーなど乗り慣れない車でも迷わないよう、家族で使い方を共有しておくことが勧められています。
注意点・代替の考え方
ハンマーは車内のすぐ手が届く場所(ドアポケットやダッシュボードなど)に固定しておくことが前提です。トランクや荷物の下に収納すると、いざというときに取り出せません。冠水後の車の扱い(自分でエンジンをかけていいか、レッカーの高額請求対策)は水没した車の対処手順にまとめています。車に積む防災装備を全体で見直したい場合は車に積む防災セットもあわせてご覧ください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 緊急脱出ハンマーはどのタイプを選べばいいですか?
- しっかり握って叩ける方なら金槌タイプやピックタイプ、握力に不安がある高齢者や女性にはポンチタイプが扱いやすいとされています。まずは車内のドアポケットやダッシュボードに収まるサイズかどうかも確認してください。
- フロントガラスも割れますか?
- 割れません。フロントガラスは飛散防止のため合わせガラス構造になっており、緊急脱出ハンマーで叩いても表面にヒビが入るだけで、人が通れる穴は開きません。脱出に使えるのは側面・後部の強化ガラスです。
- シートベルトが外れないときはどうすればいいですか?
- 製品によっては先端付近にシートベルトカッターが内蔵されているものがあります。ベルトを平らに持ちカッターガイド部分に差し込んで下に引くと切断できるとされています。購入時に製品の取扱説明を確認しておくと安心です。
出典・参考情報
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