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図解手帖 ZUKAI TECHO

避難所生活の基礎知識|持ち物・過ごし方・権利

避難所生活は「我慢するだけの場所」ではありません。快適に過ごすための持ち物・配慮すべきマナー・困ったときの相談先を事前に知っておくことで、避難所での日数を乗り越えやすくなります。

防災 読了 4 分 公開:
避難所生活の基礎知識(持ち物・マナー・健康管理)の図解
避難所生活の基礎知識(持ち物・マナー・健康管理)の図解

避難所生活は、突然・長期間にわたって発生することがあります。「避難所に行けば何とかなる」という前提は危険で、実際には定員超過・物資不足・プライバシーのなさなど厳しい環境になることもあります。事前に「何を持っていくか」「どう過ごすか」を知っておくだけで、心身の負担を大きく減らせます。

避難所に必ず持っていくもの

水・食料(最低1日分):支援物資が届くまでの間、自前で用意が必要なケースがある。

情報系

  • モバイルバッテリー(フル充電済み)
  • 乾電池式ラジオ
  • 充電ケーブル

衛生・健康系

  • 常備薬・処方薬(数日分)
  • めがね・補聴器・義歯などの補装具
  • 生理用品・おむつ(必要な人)
  • マスク・手指消毒液
  • ウェットティッシュ

身の回り品

  • タオル・着替え(2日分)
  • 現金(小銭含む)
  • 保険証・薬手帳のコピー
  • 筆記用具・ノート(情報メモ用)

快適性の向上に役立つもの(余裕があれば)

  • 耳栓・アイマスク(雑音・明かり対策)
  • エアピロー・コンパクト毛布
  • 携帯スリッパ(土足と分けられる)

避難所でのマナーと心がけ

避難所は多くの人が共同生活する場所です。以下を心がけると周囲との摩擦が減ります。

  • 大きな声・夜遅い会話は控える(ストレス下では些細なことが争いになりやすい)
  • ゴミは指定の方法で処理する(分類を守る)
  • スマートフォンの充電は時間を決める(充電ポートは共有資源)
  • 支援物資は順番・ルールを守って受け取る

健康管理:避難所で特に注意したいこと

エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)

長時間同じ姿勢でいることで発症リスクが上がります。1〜2時間ごとに立ち上がり、足首を動かす・軽いストレッチをする習慣を持ってください。

精神的ストレス・睡眠障害

慣れない環境・不安・雑音で睡眠が取れないケースが多く発生します。耳栓・アイマスクで少し改善できます。深刻な場合は保健師・心理士への相談を。

感染症対策

手洗い・マスク・換気を意識する。食事前のアルコール消毒を習慣にする。

子ども・ペット・要配慮者のポイント

子どもがいる家庭:子ども用スペースが設けられている避難所もある。子どもの好きなおもちゃ・本を1つ持っておくと精神的安定に役立つ。

ペット:多くの避難所は建物内のペット同伴不可。事前に自治体の「ペット同行避難」の方針を確認し、ペット用品(キャリー・食料・薬)も持ち出し袋に含める。

要配慮者(高齢者・障がいのある方):「福祉避難所」への移送制度がある自治体もある。事前に担当窓口へ登録や確認をしておくと、いざというときにスムーズに対応できる。

「在宅避難」との使い分け

自宅の安全が確保できており(ハザードマップ上のリスクなし・建物損傷なし)、1週間分の備蓄があれば、避難所より在宅避難の方が快適で感染リスクも低い場合があります。避難所は「避難先の選択肢の一つ」として捉え、状況に応じて判断してください。

まとめ

  • 常備薬・モバイルバッテリー・現金は必ず持っていく
  • 耳栓・アイマスクで睡眠の質を確保
  • 1〜2時間ごとに足を動かしてエコノミークラス症候群を予防
  • ペットの受け入れ方針を事前に自治体に確認

出典:内閣府「避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」、消防庁、日本赤十字社。詳細は各公式サイトをご確認ください。

持ち出し袋の中身と優先度在宅避難の基本もあわせて確認してください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

ペットは避難所に連れて行けますか?
多くの一般避難所はペットの同伴が認められていないか、屋外の専用スペースのみの受け入れとなっています。自治体によってはペット同行避難に対応した避難所を指定している場合があります。事前に自治体のウェブサイトで「ペット同行避難」の方針を確認しておくことが重要です。ペット用のキャリー・食料・薬も持ち出し袋に含めておいてください。
避難所で困ったことや体調不良が出たときはどうすればよいですか?
避難所には運営スタッフ・自治体職員・避難所運営委員が常駐しています。健康相談・支援物資の申請・DV被害の相談などは担当者に直接申し出ることができます。また、避難所では日本赤十字社・保健師・心理士などが巡回支援を行う場合があります。我慢せずに声を上げることが大切です。
避難所生活はどのくらい続きますか?
災害の規模によって大きく異なりますが、内閣府の統計では大規模災害時に仮設住宅等への入居が完了するまで数か月かかるケースもあります。避難所生活が長引く可能性を想定し、日常薬・めがね・補聴器など生活に欠かせないものを持ち出し袋に含めておくことが重要です。

出典・参考情報

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