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図解手帖 ZUKAI TECHO

キキクルの色の見方|黄・赤・紫・黒で「いつ逃げるか」を決める

気象庁のキキクル(危険度分布)は、大雨の危険度を地図の色で示す情報です。黄=注意、赤=警戒、紫=危険、黒=災害切迫の意味と警戒レベルとの対応、土砂・浸水・洪水の3種類の使い分けを1枚図解で整理します。

防災 読了 4 分 公開:
キキクルの4色の意味と取るべき行動を整理した図解
キキクルの4色の意味と取るべき行動を整理した図解

大雨のとき、テレビの避難情報を「待つ」だけになっていませんか。気象庁の**キキクル(危険度分布)**を使えば、自分のいる場所の危険度の高まりを、地図の色で自分で確認できます(出典:気象庁)。この記事では色の意味と使い方だけに絞って整理します。警戒レベル1〜5の全体像は警戒レベル1〜5の読み方、警報・注意報の違いは警報・注意報の違いと生活判断へ。

結論:紫までに避難を完了する。黒はすでに危険。

  • 黄(注意)=警戒レベル2相当。ハザードマップで避難行動を確認
  • 赤(警戒)=警戒レベル3相当。高齢者などは避難開始
  • 紫(危険)=警戒レベル4相当。全員が危険な場所から避難
  • 黒(災害切迫)=警戒レベル5相当。命を守る行動へ

キキクルとは|3種類×10分ごと更新の危険度マップ

キキクルは、大雨による災害の危険度の高まりを地図上に色で示す気象庁の情報で、土砂キキクル(土砂災害)・浸水キキクル(浸水害)・洪水キキクル(洪水災害)の3種類があります。雨量の実況と予測をもとに10分ごとに更新されるため、状況が悪化していく様子をほぼリアルタイムで追えます。気象庁サイトやスマホから誰でも見られ、協力事業者のアプリでは危険度が高まったときのプッシュ通知も受け取れます。

どのキキクルを見るべきかは立地で決まります。先にハザードマップで自宅のリスクを確認しておきましょう(ハザードマップの確認方法)。

色の意味|警戒レベルとの対応で覚える

キキクルの色は避難情報の警戒レベルと対応しています(出典:気象庁)。

黄(注意)は警戒レベル2相当。災害の危険度が高まりつつある段階で、ハザードマップと避難先の確認を済ませます。赤(警戒)は警戒レベル3相当。高齢者・障害のある方・乳幼児連れなど避難に時間のかかる人は、この段階で危険な場所から避難を始めます。紫(危険)は警戒レベル4相当。対象地域の全員が危険な場所から避難する段階で、「紫が出たら避難完了」が行動の目安です。黒(災害切迫)は警戒レベル5相当。すでに災害が発生または切迫しており、屋外への移動がかえって危険な場合があります。建物の上階や崖から離れた部屋へ移る「垂直避難」に切り替えます。

なお、キキクルの表示は2022年6月に見直され、従来の「非常に危険(うす紫)」と「極めて危険(濃い紫)」の2つが「危険(紫)」に統合されるとともに、最上位の黒(災害切迫)が新設されました。古い記事や記憶の「うす紫」「濃い紫」とは色の意味が変わっている点に注意してください。

使い方|「警報が出たら開く」を習慣に

キキクルを毎日見る必要はありません。大雨・洪水警報が出たとき、強い雨が続くときに開く——このトリガーだけ決めておけば十分です。自宅だけでなく、離れて暮らす親の家の色も同じ画面で確認できます。帰省時の防災点検(実家の防災点検リスト)とあわせて、家族の「見る場所」を共有しておくと、電話で避難を促すときの根拠になります。避難先の確認は避難所と避難場所の違いへ。

本記事は気象庁の公式情報に基づく一般的な解説です。実際の避難判断は、市区町村の避難情報と現地の状況を優先してください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

キキクルの「紫」と「黒」はどう違うのですか?
紫(危険)は警戒レベル4に相当し、危険な場所から全員が避難する段階です。黒(災害切迫)は警戒レベル5に相当し、すでに災害が発生しているか切迫している状況を示します。黒になってからの屋外避難はかえって危険な場合があるため、建物の上階など少しでも安全な場所へ移る行動に切り替えます。紫までに避難を終えるのが原則です。
キキクルと避難指示はどちらを優先すべきですか?
両方を使います。避難指示などの避難情報は市区町村が発令しますが、発令が災害の進行に追いつかない場合もあります。キキクルは10分ごとに更新されるため、自分のいる場所の危険度の高まりを自分で確認でき、避難情報が出ていなくても自主的に早めに避難する判断材料になります。
土砂・浸水・洪水のどれを見ればいいですか?
自宅の立地によります。山の斜面や崖の近くなら土砂キキクル、周囲より低い土地や地下・アンダーパスの近くなら浸水キキクル、川の近くなら洪水キキクルが重要です。ハザードマップで自宅にどのリスクがあるかを先に確認しておくと、見るべきキキクルが決まります。

出典・参考情報

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