「酷暑日」とは|気象庁が新設した40℃以上の名称と備え
2026年4月、気象庁が最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と命名しました。猛暑日(35℃)との違い、体への影響、家庭でできる備えを図解で整理します。
2026年の夏から、天気予報に新しい言葉が加わります。「酷暑日」——最高気温40℃以上の日を表す、気象庁が新設した名称です。
なぜ「酷暑日」が必要になったか
これまでの区分は「真夏日(30℃以上)」「猛暑日(35℃以上)」の2段階でした。しかし近年、40℃を超える日が各地で頻繁に観測されるようになり、「猛暑日」という一言ではリスクの程度が伝わりにくくなっていました。
気象庁は2026年2月に名称案についてアンケートを実施し、4月17日に「酷暑日」として決定。2026年夏の予報から使用を開始しました。
気温区分の整理
現在の主な気温の名称を整理すると次のとおりです。夏日は最高気温25℃以上、真夏日は30℃以上、猛暑日は35℃以上、そして酷暑日は40℃以上です。酷暑日は最も上位の区分で、体感的にも健康へのリスクも段違いです。
酷暑日の体への影響
最高気温40℃の環境は、日なたでは地面や舗装面の輻射熱によって体感温度がさらに上がります。この条件では次のリスクが重なります。発汗による体温調節が追いつかず、熱中症(重症)リスクが急上昇します。高齢者・乳幼児・持病のある方は特に危険で、屋外はもちろん屋内でも「エアコンなし」の空間は危険になります。
環境省の「熱中症警戒アラート」は、暑さ指数(WBGT)33以上で発令されます。酷暑日の日中はアラートが発令されることがほぼ確実と考えて備えましょう。
酷暑日の備え・行動指針
外出を控える・時間帯を選ぶ
日中(特に10〜15時)の屋外活動は原則避けます。やむを得ない場合は日陰を選び、10〜15分ごとに涼しい場所で休憩します。帽子・日傘・冷感グッズを併用し、単独での屋外活動は控えましょう。
室内のエアコンを切らない
外が40℃以上の日は、エアコンを切った室内が危険な温度になる速度が上がります。電気代を気にして「少しの外出中はエアコンを止める」のは、高齢者世帯では特に避けましょう。設定温度は28℃以下を目安に、帰宅後すぐに付けるよりも外出中もつけておくほうが結果的に効率的です。
こまめな水分・塩分補給
のどが渇いてから飲むのでは遅く、15〜20分おきに水分を補給するのが基本です。大量に汗をかく場合はスポーツ飲料や塩分タブレットで塩分も補います。アルコールは利尿作用があり体内の水分を失うため、水分補給にはなりません。
高齢者・近隣への声がけ
高齢者は加齢とともに暑さを感じにくくなり、自覚なく熱中症になるリスクがあります。一人暮らしの高齢者が近くにいる場合は、酷暑日には声がけや安否確認をする習慣を持ちましょう。
まとめ
- 酷暑日 = 最高気温40℃以上。2026年4月に気象庁が正式命名
- 猛暑日(35℃)の上位区分。40℃超えが頻発するようになったための新設
- 室内でも危険。エアコンを切らない・水分補給・高齢者への声がけが基本
- 熱中症警戒アラートと連動して備えを整える
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よくある質問
- 「酷暑日」はいつから使われますか?
- 気象庁は2026年4月17日に決定を発表し、同年夏(2026年)の予報から「酷暑日」の表現を使用しています。最高気温が40℃以上と予想される場合に用いられます。
- 猛暑日と酷暑日はどう違いますか?
- 猛暑日は最高気温35℃以上、酷暑日は40℃以上です。酷暑日は熱中症リスクが極めて高く、屋外活動は原則避け、室内でもエアコンを切らない・こまめな水分補給を徹底することが必要です。
- 酷暑日に室内でも熱中症になりますか?
- なります。屋外が40℃以上の日は、日射しや輻射熱が壁や屋根を通じて室内に伝わるため、エアコンなしの室内温度が危険なレベルに達することがあります。高齢者は暑さを感じにくいため、特に注意が必要です。
出典・参考情報
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