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図解手帖 ZUKAI TECHO

保険の見直しの考え方

保険の見直しは「多く入りすぎ」「必要なものが抜けている」どちらも起こりやすい。ライフステージごとの確認ポイントと見直しの考え方を整理します。

節約 読了 4 分 公開:
保険の見直しの考え方の図解
保険の見直しの考え方の図解

「なんとなく入ったまま」「勧められるままに入った」保険は、払いすぎている・必要なものが抜けているどちらも起こりやすい状態です。保険の見直しは固定費削減の中でも効果が大きいとされますが、削ればよいというものでもなく、「今の自分に必要な保障を確認する」視点が重要です。

注記:この記事は保険見直しの考え方の一般的な整理です。特定の保険商品・保険会社の推奨ではありません。保険の見直しには個別の家計・家族状況が関わるため、詳細はファイナンシャルプランナーや保険の専門家へのご相談をお勧めします。

まず「公的保障」を把握する

民間保険を見直す前に、公的制度でどこまでカバーされるかを確認することが基本とされています。日本には次のような公的保障があります。

  • 健康保険の高額療養費制度:月の医療費が一定額を超えた場合に超過分が払い戻される制度
  • 傷病手当金(会社員・公務員の場合):病気・けがで働けない期間の所得補填
  • 遺族年金:死亡時の遺族への公的給付
  • 障害年金:障害を抱えた場合の給付

これらの公的保障の内容と自分が該当するかを確認したうえで、「それでもカバーできない部分」に民間保険を当てるという考え方が一般的に紹介されています。公的保障を確認せずに民間保険を重ねると、過剰な保険料を払い続けるリスクがあります。

見直しの罠:「重複」と「漏れ」

重複が起きやすいパターン

  • 医療保険を複数契約している(就職時・結婚時・親に勧められたもの等)
  • クレジットカードの付帯保険・自動車保険の特約と内容が重なっている
  • 勤務先の団体保険と個人契約の内容が重複している

見落としが起きやすいパターン

  • 子どもが生まれたが死亡保障額を見直していない
  • 住宅ローンを組んだが団体信用生命保険(団信)と既存の生命保険が重なっている
  • 独立した子どもを受取人にしたままにしている

ライフステージ別の確認ポイント

独身時代: 死亡保障は一般的に低額でよいとされます(扶養家族がいない場合)。医療・就業不能の保障を中心に確認するのが一般的です。

結婚・子どもができた: 死亡保障の必要性が上がります。収入・ローン・子どもの教育費の見込みをもとに必要保障額を試算することが一般的に推奨されています。

子どもが独立した後: 子どもへの死亡保障の必要性は下がることが多く、保険料の見直し余地が出やすいとされています。

定年前後: 公的年金・退職金と組み合わせた保障設計の見直しが必要になります。

見直しの手順

  1. 現在加入している保険の保険証券を全部集める
  2. 保障内容・保険料・満期・受取人を一覧にする
  3. 公的保障でカバーされる範囲を確認する
  4. 重複・不足を洗い出す
  5. 変更・解約・追加を検討する

注意: 解約・変更は不可逆的な場合があります(解約返戻金の問題・再加入時の条件変更など)。焦らず、可能であれば専門家に相談してから判断することが推奨されています。

まとめ

  • 見直しの前に公的保障(高額療養費・傷病手当金等)を確認する
  • 重複保険・漏れはどちらも起きやすい
  • ライフステージが変わったタイミングが見直しの機会
  • 解約・変更は慎重に、専門家相談を合わせて検討する
  • 特定の商品・会社を比較するより「今の自分に必要な保障」の整理が先

情報の正確性について:保険の必要性・適切な保障額は家庭の状況によって大きく異なります。詳細は金融庁の「金融サービス利用者相談室」や消費者庁の情報を参考にしつつ、専門家へのご相談もご検討ください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

保険は何歳のときに見直すべきですか?
結婚・出産・住宅購入・子どもの独立・定年などライフステージが変わるタイミングが一般的に見直しの機会とされています。また、保険料の値上がりや契約更新のタイミングも確認する機会になります。年に1度程度、保険証券を確認する習慣を持つことが推奨されています。
民間保険に入る前に公的保障を確認すべきとはどういうことですか?
日本では健康保険・公的年金・労災保険・雇用保険といった公的保障制度があります。たとえば病気・けがでの入院は健康保険の高額療養費制度が適用されるケースがあります。民間保険を検討する際は、公的制度でどこまでカバーされるかを先に確認することが、過剰な保険加入を防ぐ考え方として一般的に紹介されています。
「必要保障額」はどう計算すればよいですか?
必要保障額は「万一のときに必要な費用の合計」から「公的保障・預貯金・配偶者収入などで補える額」を引いた差額が目安とされています。ただし算出には家族構成・収入・ローン残高・生活水準など多くの要素が絡むため、家庭によって大きく異なります。詳細はファイナンシャルプランナーへの相談が有効とされています。

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