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図解手帖 ZUKAI TECHO

家電の安全・省エネマークの見方|PSE・PSC・SGマークと統一省エネラベル

家電の買い替え時に見るマークを辞典形式で整理。PSEマークのひし形と丸形の違い、PSC・SGマークの意味、統一省エネラベルの多段階評価点と年間目安電気料金の読み方、設計上の標準使用期間まで1枚図解で解説します。

家事 読了 5 分 公開:
家電の安全マークと省エネラベルの読み方を5つのポイントで整理した図解
家電の安全マークと省エネラベルの読み方を5つのポイントで整理した図解

家電の買い替えで値段と機能ばかり見て、本体のマークを見ないのはもったいない選び方です。マークは「誰が安全を確認したか」「電気代がどれくらいか」を示すサインで、読み方さえ知っていれば数秒で確認できます。この記事では、買い替え時に見るべきマークを辞典形式で整理します。食品パッケージ編は食品表示マークと栄養成分表示の見方、洗濯タグ編は洗濯表示の見方へ。

結論:見るのはこの5つです。

  1. PSEマーク——電気製品の義務表示。ひし形は第三者検査済み
  2. PSCマーク——圧力なべ・ヘルメットなど生活用品の義務表示
  3. SGマーク——任意の認証+人身事故に最高1億円の賠償措置
  4. 統一省エネラベル——星と評価点、年間の目安電気料金で比較
  5. 設計上の標準使用期間——扇風機・エアコンなどの経年劣化の目安

PSEマーク|電気製品の「入場資格」

PSEマークは電気用品安全法に基づく義務表示で、コンセントにつなぐ製品や充電式の製品の多くが対象です(出典:経済産業省)。マークは2種類あります。ひし形のPSEは「特定電気用品」用で、ACアダプター・充電器など危険性の高い品目が対象。国に登録された第三者検査機関の適合性検査が義務です。丸形のPSEはそれ以外の電気用品(テレビ・冷蔵庫・電子レンジなど)で、事業者の自己確認が基本です。

覚えておきたいのは、モバイルバッテリー(リチウムイオン蓄電池)もPSEの対象だという点です。ネット通販やフリマアプリでは、マークのない製品や表示の怪しい製品も流通しています。対象製品にPSEマークがないものは、安くても選ばないのが原則です。家電が動かないときの対処は家電が動かないときの確認手順にまとめています。

PSCマーク|「うっかり事故」が重い製品の義務表示

PSCマークは消費生活用製品安全法に基づく義務表示で、構造上の欠陥が重大事故につながりやすい生活用品が対象です(出典:経済産業省)。ひし形のPSCは「特別特定製品」(ライター・乳幼児用ベッドなど)で第三者検査が義務、丸形のPSCは「特定製品」(家庭用圧力なべ・乗車用ヘルメット・登山用ロープなど)で自己確認が基本という構造は、PSEと同じ考え方です。中古品やフリマでの購入時こそ、マークの有無を確認してください。

SGマーク|任意だが「保険つき」

SGマークは一般財団法人製品安全協会の任意の認証マークです。協会の安全基準に適合した製品に付き、製品の欠陥による人身事故には最高1億円の賠償措置が用意されています(出典:製品安全協会)。義務表示のPSE・PSCが「最低限の安全」だとすれば、SGは「上乗せの安心」。ベビー用品・ヘルメット・キッチン用品などで迷ったときの判断材料になります。

統一省エネラベル|星と「年間の目安電気料金」で比べる

エアコン・冷蔵庫・テレビ・照明器具・電気便座・温水機器などには、店頭やネットで統一省エネラベルが表示されます(出典:資源エネルギー庁)。見るのは3か所です。多段階評価点は1.0〜5.0の41段階で、市場全体の中での省エネ性能の位置を示します。星の数は評価点を視覚化したもの。そして年間の目安電気料金は、1年間使った場合の電気代の目安で、現在は1kWhあたり31円(税込)で計算されています(2022年7月に27円から改定)。

実用上のコツは、同じ容量・サイズの候補同士で「年間の目安電気料金」の差額を見ること。差額×使用年数が本体価格の差を上回るなら、省エネ性能の高い方が結果的に安くなります。家電ごとの電気代比較は家電の電気代比較、節電の基本は電気代の節約術へ。

設計上の標準使用期間|「何年使えるか」の目安

扇風機・換気扇・ルームエアコン・洗濯機・ブラウン管テレビの5品目には、「設計上の標準使用期間」の表示が義務づけられています(長期使用製品安全表示制度。出典:経済産業省)。標準的な使い方をした場合に、経年劣化による発火・けがなどの危険が高まる前の目安期間です。実家の古い扇風機など、この期間を大きく超えた製品は、異音・焦げ臭さがなくても買い替えを検討するサインです。エアコンの買い替え時期はエアコン買い替えのタイミングで詳しく解説しています。

本記事は制度の一般的な情報です。対象品目・表示の詳細は改正されることがあります。最新は経済産業省・資源エネルギー庁・製品安全協会の公式情報でご確認ください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

PSEマークのひし形と丸形はどう違うのですか?
どちらも電気用品安全法に基づく表示ですが、ひし形は「特定電気用品」に付きます。ACアダプターやモバイルバッテリーなど危険性の高い品目が対象で、国に登録された第三者検査機関の適合性検査が義務づけられています。丸形はそれ以外の電気用品(テレビ・冷蔵庫など)で、事業者による自己確認が基本です。どちらも法律上の義務表示なので、対象製品にマークがないものは選ばないでください。
SGマークが付いていると何が違うのですか?
SGマークは一般財団法人製品安全協会の任意の認証マークで、安全基準への適合に加えて、製品の欠陥による人身事故に対して最高1億円の賠償措置が付いています。法律上の義務であるPSE・PSCと違い「付けなくても販売できる」マークですが、乳幼児用品やヘルメットなどでは選ぶ目安になります。
統一省エネラベルの星はいくつあれば良いのですか?
多段階評価点は1.0から5.0までの41段階で、数字が大きいほど市場の中で省エネ性能が高いことを示します。何点なら十分という基準はありませんが、同じサイズ・容量の候補同士で評価点と「年間の目安電気料金」を比べるのが実用的です。本体価格が高くても電気代の差で回収できる場合があります。

出典・参考情報

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