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図解手帖 ZUKAI TECHO

使った油の処理・捨て方

使い終わった揚げ油は排水に流すと配管詰まりや環境負荷の原因に。固める・吸わせる・拭き取るの量別早見表、揚げ油を再利用できる回数と劣化サイン、自然発火を防ぐコツまで1枚図解で整理します。

家事 読了 4 分 公開: 最終更新:
使った油の処理・捨て方を示した図解
使った油の処理・捨て方を示した図解

使い終わった揚げ油、排水口に流していませんか。油は配管の中で固まり、詰まりや環境負荷の原因になります。正しくは「流さず、固める・吸わせる・拭き取る」。量に応じて使い分け、自治体のルールに沿って捨てましょう。

排水に流さないのが大原則

油は冷えると固まり、排水管の内側にこびりついて詰まりを起こします。下水・環境への負荷にもなります。だから、油は流さず、ごみとして処分するのが基本です。すでに流してしまって排水口の調子が悪いなら、排水口の詰まり・ニオイ対策を先にどうぞ。

量・状況別の早見表

量・状況方法ポイント
揚げ物1回分など多め凝固剤で固める温かいうち(目安80℃程度)に混ぜる。冷めていると固まらない
多め・凝固剤がない牛乳パック+新聞紙に吸わせる吸わせたら水を含ませて口をテープで閉じる
炒め物程度の少量キッチンペーパーで拭き取るそのまま可燃ごみへ。フライパンの油汚れ落としも兼ねる
未開封のまま期限切れ開封して上記どちらかで処分液体のまま袋に入れて捨てない(漏れの原因)
大量(一斗缶など)自治体・回収拠点に相談家庭ごみの範囲を超える量は持ち込み先を確認

自治体で分別が違う:捨てる前に1回だけ確認

多くの自治体では「固めるか吸わせて可燃ごみ」ですが、地域によっては廃食油の拠点回収(リサイクル)を行っています。回収された油は石けんや燃料に再生されるため、拠点が近くにあるなら回収に出すのが理想です。「自治体名+廃食油」で一度検索しておくと、以後ずっと迷いません。ごみ分別全般はリサイクル・処分の方法にまとめています。

揚げ油は何回使える?保存と劣化サイン

捨てる前に「まだ使えるか」の判断も家計に効きます。目安は2〜4回程度ですが、回数より状態で判断してください。

捨てどきのサインは次の通りです。

  • 色が濃い茶色になった
  • 冷めたときにドロッと粘る
  • いつもより低い温度で煙が出る
  • 加熱したときの細かい泡がなかなか消えない
  • 油っぽい嫌なにおいがする

保存のコツは、揚げカスを熱いうちに漉して、オイルポットなど密閉できる容器で光を避けて保存すること。揚げカスが残っていると劣化が一気に進みます。保存しても2〜3週間を目安に使い切り、サインが出たら迷わず処分へ。

自然発火を防ぐ(水を含ませる理由)

油を吸わせた紙や布は、放っておくと自然に発火することがあります。油が空気に触れて酸化するときに熱が出るためで、紙や布の山の中は熱がこもりやすく、蓄積すると発火点に達することがあるのです。天ぷら油を吸わせた布やペーパーの山からの火災は、実際に消防が注意喚起している事故です。

だから「水を含ませてから捨てる」。水が温度の上昇を抑え、発火を防ぎます。吸わせた紙をごみの日まで数日置くときほど重要です。直射日光の当たる場所や車内に放置しないことも合わせて覚えておいてください。

やってしまいがちな失敗

「少しだけだから」と排水に流すのを繰り返すと、配管が詰まります。また、油を吸わせた紙を水を含ませずに大量に放置するのも危険。凝固剤を冷めた油に入れて「固まらない」と困るのもよくある失敗です(温かいうちに混ぜるのが正解)。

次の一手

次に揚げ物をする日までに、凝固剤を1箱買い置きしておくか、牛乳パックを1本すすいで乾かしておくこと。処分の準備ができていると「流してしまう」誘惑がなくなります。コンロまわりに飛んだ油はキッチンの油汚れ落としでリセットを。

情報の正確性について:掲載内容は一般的な知識です。油の捨て方・分別は自治体により異なります。お住まいの自治体のルールをご確認ください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

揚げ油を排水口に流してはいけないのですか?
流さないでください。油は排水管の内側で固まって詰まりの原因になり、下水・環境への負荷にもなります。冷えた油はとくに固まりやすいので、流さず、固めるか吸わせて可燃ごみとして処分します。
油を捨てるときの具体的な方法は?
量が多いときは市販の凝固剤を温かいうちに混ぜ、冷えて固まったら可燃ごみへ。凝固剤がなければ、牛乳パックや袋に新聞紙やキッチンペーパーを詰めて油を吸わせます。少量なら、鍋やフライパンの油をペーパーで拭き取って捨てるだけで十分です。
油を吸わせたごみで火災が起きると聞きました。
油は空気に触れて酸化する際に発熱し、まれに自然発火することがあります。紙や布に油を吸わせたら、水を含ませてから袋の口を縛ると安全です。大量の油をしみ込ませたごみを、そのまま放置・蓄積しないようにしてください。
揚げ油は何回くらい使い回せますか?
使い方にもよりますが、2〜4回程度が一般的な目安です。色が濃い茶色になる、ドロッと粘る、低い温度で煙が出る、加熱時の細かい泡が消えない、嫌なにおいがする——こうしたサインが出たら回数に関係なく捨てどきです。

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