SNS時代の個人情報管理|公開設定と投稿で気をつける5つのこと
SNSの公開設定・投稿内容・アカウント管理で個人情報を守る実用知識を図解で整理。個人情報保護委員会の情報をもとにまとめます。
SNSは便利なコミュニケーションツールですが、投稿内容や設定によって意図せず個人情報が広まるリスクがあります。この記事では、SNSを使ううえで押さえておきたい5つの基本を整理します。
1. 公開設定を定期的に確認する
SNSのアプリアップデートや利用規約の変更で、意図せず設定が変わることがあります。定期的(3〜6か月に1回)に設定を見直す習慣をつけましょう。
確認すべき設定の例:
- プロフィールの公開範囲:全体公開・フォロワーのみ・友達のみ
- 過去の投稿の公開範囲:古い投稿が全公開になっていないか
- タグ付けの承認:他のユーザーから自分へのタグを承認制にできるか
- 位置情報の共有:投稿に位置情報が自動付与されていないか
2. 投稿に含まれる情報を意識する
写真1枚に多くの情報が含まれています。投稿前に次の点を確認してください。
写真に写り込みやすい個人情報:
- 自宅や職場の外観・窓からの景色(場所が特定される)
- 郵便物・宅配の伝票(氏名・住所)
- 制服・名札・バッジ(職場・学校・名前)
- 車のナンバープレート
- 子どもの写真と学校名・学年を組み合わせた投稿
特に子どもの写真は、学校名・氏名・居場所と組み合わせた投稿に慎重になることが推奨されます。
3. パスワードとログイン管理
基本の3か条:
- パスワードの使い回しをしない:1つのサービスで漏洩すると、他のアカウントも乗っ取られるリスクがあります
- 二段階認証(2FA)を設定する:パスワードが漏れても、スマホへの認証コードがないとログインできない仕組みです
- パスワードマネージャーを活用する:複雑なパスワードを安全に管理できます
主要なSNS(X・Instagram・LINEなど)はすべて二段階認証に対応しています。設定 → セキュリティの項目から有効化できます。
4. 不審なDM・リンクに注意する
注意すべきパターン:
- 「当選しました」「プレゼントがあります」というDMで個人情報やログイン情報を求めてくる
- 公式アカウントに見せかけてフィッシングサイトに誘導するリンク
- 「このアプリを連携してください」とApp連携を求める(アカウントの乗っ取りに使われるケースがある)
DMで住所・電話番号・クレジットカード番号などを送ることは、原則として避けてください。公式の懸賞・プレゼントでも、主催者の公式性を確認してから応募することが重要です。
5. アプリ連携の棚卸しをする
SNSに連携しているアプリを定期的に確認し、使っていないものは削除します。連携アプリはアカウントへの一定のアクセス権を持つ場合があります。
確認方法:各SNSの「設定 → アプリとウェブサイト」(Instagramなど)または「設定 → セキュリティ → 連携アプリ」から確認・削除できます。
まとめ
- 公開設定を3〜6か月に1回見直す
- 写真に写り込む個人情報(住所・名前・場所)を意識する
- パスワードは使い回さず、二段階認証を設定する
- 不審なDM・リンクには応じない
- 不要な連携アプリは削除する
出典:個人情報保護委員会「個人情報保護法の改正について」、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」。最新情報は各機関の公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。
よくある質問
- アカウントが乗っ取られたらどうする?
- すぐにパスワードを変更し、連携アプリを確認・不審なものは削除します。変更できない場合は各SNSのサポートページから「アカウントへのアクセスができない」手順で申請します。
- 鍵アカウント(非公開)にすれば安全?
- フォロワーを限定できるため公開よりリスクは下がりますが、フォロワーがスクリーンショットを撮ることは防げません。投稿内容そのものに気をつける習慣が重要です。
- 懸賞・プレゼント応募でフォロー&リポストをすると個人情報はどうなる?
- 応募時にDMで住所などを送る場合は、主催者の個人情報取り扱い方針を確認してください。公式アカウントかどうかの確認も重要です。懸賞手帖(kensho-techo.hibibako.com)では主催者の公式性確認に関する情報を掲載しています。