サポート詐欺・偽警告への対処
パソコンやスマホに突然表示される「ウイルス感染」「アカウント停止」の偽警告への対処法を解説します。IPAや消費者庁の情報をもとに、焦らず対応するための手順を整理します。
結論から言うと、ブラウザに表示された「ウイルス感染」「アカウント停止」の警告画面は偽物です。 電話番号は絶対にかけないでください。
サポート詐欺(テクニカルサポート詐欺)とは、パソコン・スマホのブラウザに突然「ウイルスに感染しました」「Microsoftからの警告」などの画面を表示させ、記載の電話番号に電話させて不要なサポート契約・ギフトカード購入・遠隔操作ソフトのインストールに誘導する詐欺です。
IPA(情報処理推進機構)への相談件数は高い水準で推移しており、被害額が数十万円に及ぶケースも多く報告されています。特に60代以上での被害が多いですが、若い世代でも被害は発生しています。
実際の手口のここを見ろ
手口①:偽警告画面の表示
「ここ」を見る:警告が「ブラウザの画面全体を覆うウェブページ」として表示されていないか。
本物のウイルス対策ソフトの警告は、ブラウザとは別のシステム通知・専用アプリ画面として表示されます。ブラウザ上の「警告ページ」は偽物です。
典型的な偽警告の要素:
- 「Microsoftからの重要な警告」「Appleセキュリティアラート」などの大きな文字
- カウントダウンタイマー(「〇〇秒以内に手続きしないと」)
- 「今すぐ0120-XXX-XXXに電話」という電話番号
- 警告音・音声メッセージが再生される
- ×ボタンで閉じようとすると別の画面が開く
手口②:電話後の誘導
電話すると「Microsoftのサポートスタッフ」として片言の日本語または日本語を話す人物が対応します。
- 「遠隔操作で修復します」→遠隔操作ソフト(TeamViewer等)をインストールさせる
- パソコンを操作されながら「修復費用」を要求される
- 「コンビニでギフトカード(Amazonギフト・iTunesカード)を買って番号を伝えて」と指示される
「ここ」を見る:「ギフトカードで支払い」「遠隔操作ソフトのインストール」は詐欺の確定サイン。
手口③:定期購入の契約
「年間セキュリティプラン3万円」などのサブスクリプション契約を結ばせるケースも。クレジットカード番号を口頭で伝えさせる・ウェブフォームに入力させる手口があります。
対処の手順
偽警告が表示されたら
- 画面に表示された電話番号には電話しない
- ブラウザを強制終了する(Windows:Ctrl+Shift+Esc → ブラウザを終了 / Mac:command+option+esc)
- パソコン・スマホを再起動する
- セキュリティソフトでスキャンして確認する
電話してしまったら
- 指示に従う前の段階なら落ち着いて電話を切る
- ソフトのインストール・カード番号の提供をした場合は即座に消費者ホットライン(188)または警察(#9110)へ
- インストールしたソフトを削除、パスワードをすべて変更
- クレジットカードを使った場合はカード会社に連絡・利用停止
家族・高齢者への伝え方
「ブラウザに出てくる警告は全部偽物。電話番号には電話しない」の一言を伝えるだけで大半の被害を防げます。「怪しいと思ったら電話を切って家族に連絡」というルールを作ると安心です。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 偽警告の画面を閉じようとしても閉じられない場合はどうすればいいですか?
- ブラウザを強制終了してください。Windowsはタスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)でブラウザを終了、Macはcommand+option+escで強制終了を選べます。スマホの場合はアプリを強制終了してください。表示された電話番号には絶対にかけないでください。
- 偽警告に表示された電話番号に電話してしまいました。どうすればいいですか?
- 電話しただけであれば大きな被害はまだ防げます。指示に従ってソフトをインストールした・遠隔操作を許可した・コンビニでギフトカードを買って番号を伝えた場合は、すぐに消費者ホットライン(188)または警察(#9110)に相談してください。インストールしたソフトは削除し、パスワードをすべて変更してください。
- 本物のウイルス警告と偽警告はどう見分けますか?
- 本物のウイルス対策ソフトの警告はブラウザの画面全体を覆うウェブページではなく、PCのシステム通知または専用アプリの画面として表示されます。「電話番号に今すぐ電話せよ」という指示は本物のセキュリティソフトでは出ません。ブラウザ上に突然表示される「Microsoftからの警告」はすべて偽物と判断して問題ありません。
出典・参考情報
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