コンテンツへスキップ
図解手帖 ZUKAI TECHO

二段階認証の設定|今すぐやるべき理由と手順

二段階認証(2FA)をまだ設定していないなら今日がチャンスです。パスワードが漏れても不正ログインを防ぐ仕組みと、主要サービスでの設定手順を図解でわかりやすく解説します。

ネット 読了 4 分 公開:
二段階認証の仕組みと設定手順の図解
二段階認証の仕組みと設定手順の図解

二段階認証(2FA:Two-Factor Authentication)は、今日から設定できる最も効果的なセキュリティ対策の一つです。パスワードが漏れていても、スマートフォンがなければログインできない仕組みで、不正ログインの大半を防ぐことができます。設定は多くのサービスで5〜10分で完了します。

なぜ今すぐ設定すべきか

IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威」では、パスワードの不正使用が継続的に上位に入っています。

パスワードだけでは守れない理由

  • どこかのサービスでパスワードが漏洩すると、使い回していた別のサービスにも侵入される(リスト型攻撃)
  • フィッシング詐欺でパスワードを入力してしまうケースがある
  • 推測されやすいパスワードは自動攻撃ツールで突破される

二段階認証を設定すると、パスワードが突破されても、スマートフォンがなければログインできない状態になります。「知識(パスワード)」と「所持(スマートフォン)」の2要素が揃わないとログインできない仕組みです。

設定の基本的な流れ(共通)

二段階認証の設定は、サービスによって名称が異なりますが(「2段階認証」「2要素認証」「多要素認証」など)、基本的な手順は共通しています。

一般的な設定ステップ

  1. 各サービスの「アカウント設定」または「セキュリティ設定」を開く
  2. 「2段階認証」「二要素認証」「ログイン確認」などの項目を探す
  3. 設定を有効にする
  4. 認証方法を選ぶ(認証アプリ推奨・SMSも可)
  5. バックアップコードを保存する(重要)

認証方法の種類と特徴

認証方法仕組み特徴
認証アプリ30秒ごとに変わるコードを生成比較的安全・オフラインでも使える
SMS認証電話番号にコードが届く設定が簡単・電波が必要
メール認証メールにコードが届く手軽だがメールが乗っ取られると脆弱
物理キー専用のUSBデバイス等高い安全性・費用がかかる

認証アプリには「Google Authenticator」「Microsoft Authenticator」「Authy」などがあります。いずれもApp Store/Google Playから入手できます。

今日設定すべきサービスの優先順位

設定できるサービスが多い場合は、影響が大きいものから優先してください。

最優先

  • メールアカウント(Googleアカウント・Yahoo!メールなど) → 他のサービスのパスワードリセットに使われるため最重要
  • ネットバンキング・証券口座 → 金融被害に直結する

次に優先

  • SNSアカウント(X・Instagram・Facebookなど) → 乗っ取られると詐欺行為に悪用されるリスク
  • ショッピングサイト(Amazon・楽天など) → クレジットカード情報が登録されている場合

バックアップコードを必ず保存する

設定時に提供されるバックアップコードは、スマートフォンを紛失したときのアカウント回復に使います。

  • 紙に印刷して安全な場所に保管する
  • またはパスワードマネージャーに保存する
  • スマートフォンと同じ場所に置かない(紛失時に一緒になくなる)

バックアップコードを保存せずにスマートフォンを紛失すると、アカウントへのアクセスが困難になる場合があります。

まとめ

設定1つで不正ログインの大半を防げます。まず今使っているメールアカウント(Googleアカウントなど)の二段階認証を今日設定することから始めましょう。

出典:総務省情報通信セキュリティ、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、IPA「情報セキュリティ10大脅威」。各サービスの具体的な設定手順は公式ヘルプページをご参照ください。

二段階認証とあわせてパスワード管理の基本を身につけましょう。パスワード管理の基本で使い回しのリスクと対策を確認してください。

ネット安全の記事一覧はこちら

シェア・保存 でシェア LINE

この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

スマートフォンをなくした場合、二段階認証でロックアウトされない?
スマートフォンを紛失した場合に備えて、設定時に「バックアップコード」を保存しておくことが重要です。多くのサービスではバックアップコードが発行されます。安全な場所(印刷して保管など)に保存しておいてください。また、予備の認証方法(メール・別の電話番号など)を設定できるサービスもあります。
SMS認証と認証アプリ、どちらが安全?
認証アプリ(Google Authenticator・Authy等)の方がSMS認証より一般的に安全とされています。SMS認証はSIMスワッピングと呼ばれる手口で突破される可能性がありますが、認証アプリはスマートフォン端末そのものが必要なため、より強固です。設定できるなら認証アプリを優先することをお勧めします。
設定できるサービスはどれから優先すべき?
銀行・クレジットカード・メール・SNS(特にアカウントが乗っ取られると他の被害に連鎖しやすいもの)を優先してください。特にメールアカウントは他サービスのパスワードリセットにも使われるため、最優先での設定をお勧めします。

出典・参考情報

あわせて読みたい

懸賞手帖

生活者向けの懸賞・プレゼント情報をまとめた姉妹サービス。ネット安全の基礎知識(このサイト)と合わせて使うと、個人情報を守りながら懸賞を楽しめます。

ネット・SNSの注意点をすべて見る →

広告・アフィリエイト等の取り扱いについては 掲載方針 をご覧ください。