二段階認証の設定|今すぐやるべき理由と手順
二段階認証(2FA)をまだ設定していないなら今日がチャンスです。パスワードが漏れても不正ログインを防ぐ仕組みと、主要サービスでの設定手順を図解でわかりやすく解説します。
二段階認証(2FA:Two-Factor Authentication)は、今日から設定できる最も効果的なセキュリティ対策の一つです。パスワードが漏れていても、スマートフォンがなければログインできない仕組みで、不正ログインの大半を防ぐことができます。設定は多くのサービスで5〜10分で完了します。
なぜ今すぐ設定すべきか
IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威」では、パスワードの不正使用が継続的に上位に入っています。
パスワードだけでは守れない理由
- どこかのサービスでパスワードが漏洩すると、使い回していた別のサービスにも侵入される(リスト型攻撃)
- フィッシング詐欺でパスワードを入力してしまうケースがある
- 推測されやすいパスワードは自動攻撃ツールで突破される
二段階認証を設定すると、パスワードが突破されても、スマートフォンがなければログインできない状態になります。「知識(パスワード)」と「所持(スマートフォン)」の2要素が揃わないとログインできない仕組みです。
設定の基本的な流れ(共通)
二段階認証の設定は、サービスによって名称が異なりますが(「2段階認証」「2要素認証」「多要素認証」など)、基本的な手順は共通しています。
一般的な設定ステップ
- 各サービスの「アカウント設定」または「セキュリティ設定」を開く
- 「2段階認証」「二要素認証」「ログイン確認」などの項目を探す
- 設定を有効にする
- 認証方法を選ぶ(認証アプリ推奨・SMSも可)
- バックアップコードを保存する(重要)
認証方法の種類と特徴
| 認証方法 | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 認証アプリ | 30秒ごとに変わるコードを生成 | 比較的安全・オフラインでも使える |
| SMS認証 | 電話番号にコードが届く | 設定が簡単・電波が必要 |
| メール認証 | メールにコードが届く | 手軽だがメールが乗っ取られると脆弱 |
| 物理キー | 専用のUSBデバイス等 | 高い安全性・費用がかかる |
認証アプリには「Google Authenticator」「Microsoft Authenticator」「Authy」などがあります。いずれもApp Store/Google Playから入手できます。
今日設定すべきサービスの優先順位
設定できるサービスが多い場合は、影響が大きいものから優先してください。
最優先
- メールアカウント(Googleアカウント・Yahoo!メールなど) → 他のサービスのパスワードリセットに使われるため最重要
- ネットバンキング・証券口座 → 金融被害に直結する
次に優先
- SNSアカウント(X・Instagram・Facebookなど) → 乗っ取られると詐欺行為に悪用されるリスク
- ショッピングサイト(Amazon・楽天など) → クレジットカード情報が登録されている場合
バックアップコードを必ず保存する
設定時に提供されるバックアップコードは、スマートフォンを紛失したときのアカウント回復に使います。
- 紙に印刷して安全な場所に保管する
- またはパスワードマネージャーに保存する
- スマートフォンと同じ場所に置かない(紛失時に一緒になくなる)
バックアップコードを保存せずにスマートフォンを紛失すると、アカウントへのアクセスが困難になる場合があります。
まとめ
設定1つで不正ログインの大半を防げます。まず今使っているメールアカウント(Googleアカウントなど)の二段階認証を今日設定することから始めましょう。
出典:総務省情報通信セキュリティ、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、IPA「情報セキュリティ10大脅威」。各サービスの具体的な設定手順は公式ヘルプページをご参照ください。
二段階認証とあわせてパスワード管理の基本を身につけましょう。パスワード管理の基本で使い回しのリスクと対策を確認してください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- スマートフォンをなくした場合、二段階認証でロックアウトされない?
- スマートフォンを紛失した場合に備えて、設定時に「バックアップコード」を保存しておくことが重要です。多くのサービスではバックアップコードが発行されます。安全な場所(印刷して保管など)に保存しておいてください。また、予備の認証方法(メール・別の電話番号など)を設定できるサービスもあります。
- SMS認証と認証アプリ、どちらが安全?
- 認証アプリ(Google Authenticator・Authy等)の方がSMS認証より一般的に安全とされています。SMS認証はSIMスワッピングと呼ばれる手口で突破される可能性がありますが、認証アプリはスマートフォン端末そのものが必要なため、より強固です。設定できるなら認証アプリを優先することをお勧めします。
- 設定できるサービスはどれから優先すべき?
- 銀行・クレジットカード・メール・SNS(特にアカウントが乗っ取られると他の被害に連鎖しやすいもの)を優先してください。特にメールアカウントは他サービスのパスワードリセットにも使われるため、最優先での設定をお勧めします。
出典・参考情報
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