台風への備え
台風は「来る前に備えが完了している」ことが防災の鉄則です。上陸・接近72時間前から逆算して何をすべきかを整理します。マンション・一戸建て・ペットがいる家庭それぞれの準備ポイントも含めて解説します。
台風対策は「接近してから考える」では間に合いません。気象庁が台風情報を更新し始める72時間前には準備を完了させることが基本です。暴風雨の中での作業・移動はそれ自体が危険なため、「晴れている今日」に確認・準備を済ませることが最大の備えになります。
72時間前〜直前のタイムライン
72時間前(3日前)
- ハザードマップで自宅の浸水・土砂リスクを確認
- 避難場所・避難経路を確認
- 食料・水・モバイルバッテリーの在庫確認
- ペットのいる家庭は動物病院の緊急連絡先を確認
48時間前(2日前)
- 庭・ベランダの飛散物をすべて室内または物置へ
- 雨戸・シャッターの動作確認と戸締まり
- 車を高台・立体駐車場に移動(浸水リスクがある場合)
- 非常用持ち出し袋の中身を確認
24時間前(前日)
- 浴槽に水を溜める(生活用水・断水対策)
- スマートフォンをフル充電
- 避難するかどうかの判断を家族で確認
- 警戒レベル3で避難所へ向かう場合は早めに移動
当日(暴風雨の中は動かない)
- 警戒レベル5(緊急安全確保)の段階では屋外移動は危険
- 上階・内陸側の部屋に移動して待機(垂直避難)
マンションと一戸建ての違い
マンションの場合
- 1〜2階は浸水リスクが高い:避難先は上階(管理組合に確認)
- 地下駐車場は浸水で車が水没するケースがある
- 管理組合の指示系統を事前に確認しておく
一戸建ての場合
- 床上浸水リスクがある場合は早めの避難が優先
- 土のう・簡易止水板の設置を検討(自治体貸し出し制度がある場合も)
- 雨戸・シャッターがない窓は飛散防止フィルムを貼る
ペットがいる家庭の追加準備
- ペットのキャリーバッグに慣らしておく(直前に練習しても怖がる)
- 避難所のペット受け入れ状況を事前に自治体に確認
- 3日分のフード・水・薬を持ち出し袋に追加
- 迷子防止のためマイクロチップ・迷子札を装着
今日できる行動チェックリスト
- ハザードマップで自宅の浸水・土砂リスクを確認する
- ベランダ・庭の飛散しやすい物を確認する
- 家族で「警戒レベル3で避難する」ルールを決める
- モバイルバッテリーの充電残量を確認する
情報の正確性について:掲載内容は公開時点の一般的な知識をもとにしています。最新の推奨内容は内閣府・気象庁の公式情報をご確認ください。
台風の停電対策は停電への備えと対応で詳しく確認できます。ハザードマップで洪水・土砂リスクを事前に確認しておくことも重要です。ハザードマップの見方と避難場所確認も参考にしてください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 台風の前に窓ガラスにテープを貼ることは有効ですか?
- 飛散防止フィルムの代替としては不十分です。ガムテープは強風でガラスが割れた際に大きな破片を作りやすく、かえって危険になる場合があります。効果的なのは雨戸・シャッターを閉めること、または専用の飛散防止フィルムを貼ることです。内側にダンボールを立てかけて破片の室内飛散を防ぐ方法も有効です。
- 避難指示が出たらすぐ避難するべきですか?
- 避難指示(警戒レベル4)は全員避難が対象です。ただし台風の場合は暴風雨の中の移動が危険なため、「警戒レベル3」の段階での早期避難か、安全な建物の上階への垂直避難を選択することが重要です。気象庁・自治体の情報をこまめに確認し、暴風警報が出る前に判断を済ませてください。
- ペットを連れて避難所に行けますか?
- 環境省のガイドラインでは「同行避難(ペットと一緒に避難する)」が推奨されていますが、避難所内でペットを受け入れるかどうかは各自治体・施設によって異なります。事前に地域の避難所のペット受け入れ状況を確認し、ペット専用スペースがない場合は車中泊や宿泊施設の確保を検討しておいてください。
出典・参考情報
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