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図解手帖 ZUKAI TECHO

風邪に抗生物質は効かない|新常識

「風邪をひいたら抗生物質」はもう古い常識です。かぜの多くはウイルスが原因で、細菌の薬である抗菌薬は効きません。不要な使用は薬剤耐性菌を増やします。理由と正しい考え方を1枚図解で整理します。

健康 読了 2 分 公開:
風邪に抗生物質は効かないという新常識を示した図解
風邪に抗生物質は効かないという新常識を示した図解

「風邪をひいたら抗生物質をもらう」——長くそう考えられてきましたが、これは見直すべき習慣です。かぜの多くはウイルスが原因で、細菌の薬である抗菌薬(抗生物質)は効きません。むしろ不要な使用は、薬が効かない菌を増やしてしまいます。

本記事は一般的な情報です。症状の診断や薬の要否は医師が判断します。自己判断での服薬・中止は避けてください。

かぜはウイルス、抗菌薬は細菌の薬

抗菌薬は「細菌」をやっつける薬で、「ウイルス」には効きません。かぜの多くはウイルスによるものなので、抗菌薬を飲んでも治りは早まりません。厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」でも、通常のかぜに抗菌薬を投与しないことが推奨されています。

昔の常識と今の常識

昔の常識 ✕今の常識 ◯
風邪のとき念のため抗菌薬をもらうかぜには効かないので使わない
目的早く治すかぜには治りを早める効果はない
飲み方余った薬を自己判断で飲む医師の処方・指示に従う

なぜ大事か:薬剤耐性(AMR)

抗菌薬を不適切に使うと、**薬が効かない「薬剤耐性菌(AMR)」**が増えます。耐性菌が広がると、いざ本当に必要なときに抗菌薬が効かず、重症化や命の危険につながります。「自分のため」だけでなく「みんなのため」に、適正な使用が大切です。

やってしまいがちな失敗

「念のため」と抗菌薬を求める、前に処方されて余った抗菌薬を自己判断で飲む——どちらも避けたい行動です。かぜの療養は、休養・水分・症状をやわらげる対症療法が基本。必要な抗菌薬は、医師が診断して処方します。

情報の正確性について:本記事は公開時点の公的情報にもとづく一般的な知識です。診断・治療・処方は医師の判断によります。詳しくはAMR臨床リファレンスセンター・厚生労働省の情報をご確認ください。

風邪・感染症予防は風邪・季節の感染症予防、冬の同時流行対策は冬の同時流行に備える家庭の工夫、暮らしの新常識は暮らしの新常識まとめも参考にしてください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

風邪に抗生物質(抗菌薬)は効かないのですか?
かぜの多くはウイルスが原因で、抗菌薬は細菌に対する薬のため、かぜには効きません。厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」でも、通常のかぜに対して抗菌薬を投与しないことが推奨されています。AMR臨床リファレンスセンターも同様に呼びかけています。
なぜ不要な抗生物質を避けるべきなのですか?
抗菌薬を不適切に使うと、薬が効かない「薬剤耐性菌(AMR)」が増えてしまうためです。耐性菌が広がると、本当に抗菌薬が必要な感染症のときに効かなくなり、重症化のリスクが高まります。社会全体の問題として、適正な使用が求められています。
抗生物質が必要なのはどんなときですか?
細菌による感染症(一部の肺炎、溶連菌感染症など)には抗菌薬が有効です。必要かどうかは医師が診断して判断します。処方された場合は、自己判断で途中でやめず、指示通りに飲み切ることが大切です。残った抗菌薬を自己判断で飲むのは避けてください。

出典・参考情報

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