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図解手帖 ZUKAI TECHO

家族の災害連絡ルールの作り方

災害発生直後、家族がバラバラの場所にいることが多く、スマートフォンはつながりにくくなります。「後で決めよう」ではなく、今日話し合って記録しておくことが、離れた場所にいる家族が安心できる最大の備えになります。

防災 読了 3 分 公開:
家族の災害連絡ルールの作り方の図解
家族の災害連絡ルールの作り方の図解

災害発生直後の数時間、スマートフォンの音声通話はほぼつながりません。東日本大震災では発生直後の数時間、携帯電話の輻輳(ふくそう)により通話が極めて困難になりました。「家族と連絡が取れない」という状況を防ぐには、事前に「どこで・誰に・何で連絡するか」を決めておくことが唯一の方法です。今日、家族で30分話し合うだけで対策が完成します。

決めておくべき5つのルール

1. 集合場所を2箇所決める

  • 第一集合場所:自宅近くの公園・交差点など(徒歩5分以内)
  • 第二集合場所:少し離れた避難所・公共施設(第一が使えない場合)

場所は「知っている」だけでなく「地図で確認できる」形にしておく。

2. 遠方の連絡窓口を1人決める

離れた地域に住む親戚・友人を「中継役」として指定します。局所的な災害では遠方の電話が繋がりやすいため、全員がその人に連絡し、その人が情報を集約します。

3. 171(災害用伝言ダイヤル)の使い方を全員で練習する

  • 録音:171 → 1 → 自宅の電話番号 → メッセージ録音
  • 再生:171 → 2 → 聞きたい人の電話番号
  • 毎月1日・15日に体験利用可能。家族で年1回以上練習する。

4. 子どもの学校・職場のルールを確認する

  • 学校の緊急連絡メール登録状況を確認
  • 「誰が迎えに行くか」と「代替の迎え人(祖父母など)」を登録
  • 職場の安否確認システム(安否確認サービス等)への登録

5. 「待つ場所」と「帰宅ルール」を決める

大規模災害時は徒歩での帰宅が困難になります。

  • 家族が「どこで待機するか」を職場・学校別に決める
  • 帰宅距離が長い場合のルール:「当日は待機し翌日以降に連絡して移動」

連絡手段の優先順位

  1. LINEのテキストメッセージ(音声通話より繋がりやすい)
  2. 171(災害用伝言ダイヤル)(固定電話・公衆電話からも使える)
  3. Googleパーソンファインダー(安否情報の公開・検索サービス)
  4. SNS(X・Facebook)(不特定多数への発信に有効)
  5. 遠方の中継役に電話(地域外への発信は繋がりやすい)

「連絡カード」を全員が持つ

スマートフォンが使えない状況を想定して、紙の「防災連絡カード」を財布や学校のランドセルに入れておきます。

記載すべき内容:

  • 家族の名前・携帯番号
  • 集合場所の住所
  • 遠方連絡窓口の名前・電話番号
  • かかりつけ医・常備薬の名称

今日できる行動チェックリスト

  • 家族で集合場所を2箇所決める
  • 遠方の中継役となる人に了承を得る
  • 171の体験利用を家族で一度やってみる
  • 紙の連絡カードを作成して全員の財布に入れる

情報の正確性について:掲載内容は公開時点の一般的な知識をもとにしています。最新の推奨内容は内閣府・消防庁の公式情報をご確認ください。

連絡ルールと合わせて、ハザードマップで自宅のリスクを事前に確認しておくことが重要です。ハザードマップの見方と避難場所確認も参考にしてください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

災害用伝言ダイヤル171はどうやって使いますか?
「171」に電話して、ガイダンスに従って録音・再生を行います。録音は「1」を押して自宅の電話番号を入力後にメッセージを録音。再生は「2」を押して聞きたい人の電話番号を入力します。毎月1日・15日と防災週間(9月1日前後)に体験利用ができます。家族全員が使い方を知っておくことが重要です。
LINEやSNSは災害時の連絡手段として使えますか?
通常の音声通話よりもデータ通信(LINE・SNS)のほうが繋がりやすいケースがあります。ただし、回線が混雑すると送受信が遅延・失敗することもあります。LINEの「既読」が付いても届いていないケースもあるため、複数手段(171・Googleパーソンファインダー・SNS)を組み合わせて使うことを推奨します。
子どもが学校にいるときに災害が起きたらどうなりますか?
学校には「緊急連絡メール」や保護者への引き渡しルールがあります。事前に学校の災害時対応マニュアルを確認し、「誰が迎えに行くか」「迎えに行けない場合の代替連絡者(祖父母・近隣親族など)」を学校に登録しておいてください。子どもが一人で帰宅する場合の集合場所も家族で決めておくことが重要です。

出典・参考情報

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