防災備蓄の基本|最低限そろえるものリスト
内閣府・消防庁の基準をもとに、防災備蓄の最低限リストを図解で整理。水・食料・電源・トイレの4軸で解説します。
「いざ」というときのために備えておきたい防災グッズですが、何から揃えればいいかわからない方も多いと思います。この記事では、内閣府・消防庁の基準をもとに、最低限の備蓄を4つの軸で整理します。
基本の考え方:まず3日分から
内閣府は「最低3日分、できれば1週間分」の備蓄を推奨しています。大規模災害時は電気・水道・ガスが止まり、支援物資が届くまでに数日かかることがあるためです。
「完璧な備蓄」を目指すより、まず「水だけ」から始めて少しずつ揃えるのが現実的です。
4つの軸で考える備蓄
1. 水(最優先)
内閣府の基準では、飲料水として1人1日3リットルが目安です。3日分で1人9リットル(2リットルペットボトル約5本)、4人家族で36リットルが目標量です。
加えて、調理・衛生用の水も別途必要になります。ウォータータンク(折りたたみ式)を用意しておくと給水車から受け取る際に便利です。
保存のコと:市販のミネラルウォーターは未開封であれば賞味期限(2〜3年)まで保存できます。ローリングストックで古いものから飲んで補充していく習慣が有効です。
2. 食料(3日〜7日分)
普段食べるものを少し多めに買い置きするローリングストック法が管理しやすい方法です。
備蓄に向いている食品の例:
- アルファ米・レトルトご飯(お湯または水で調理できるもの)
- レトルトカレー・シチュー・パスタソース
- 缶詰(魚・肉・野菜)
- クラッカー・ビスケット
- インスタント味噌汁・スープ
- チョコレート・ナッツ(エネルギー補給)
高齢者・乳幼児がいる家庭は、食べられる食品の条件が異なるため合わせて確認してください。
3. 電源・灯り
停電時に最初に困るのが照明と情報収集です。
- 懐中電灯:単3電池式(電池の入手性が高い)
- 予備電池:懐中電灯の電池の倍量を備蓄
- モバイルバッテリー:20,000mAh以上の大容量が安心。3〜6か月に1回は充電して容量を確認
- 携帯ラジオ:電池式またはソーラー・手回し充電式
4. トイレ
断水時に最も困ると言われるのがトイレです。仮設トイレが設置されるまで数日かかる場合があります。
- 携帯トイレ:凝固剤入り(一般的に1人1日5回×3日=15回が目安)
- ラップ:便器にラップして携帯トイレを使う方法も可
- 消臭袋:使用後の処理に必要
プラスで揃えておきたいもの
- 救急セット:絆創膏・消毒液・包帯・体温計・常備薬
- 常備薬・処方薬:処方薬は余裕を持って補充する習慣を
- 現金(小銭):停電でカード・ATMが使えないケースに備えて
- コピーした重要書類:保険証・通帳のコピー(防水バッグに入れて)
- 笛・ホイッスル:救助を求めるときに声より遠くまで届く
保管場所のポイント
備蓄品は「玄関に持ち出し袋」「リビング付近に3日分」「押入れ・クローゼットに7日分」のように分散させると、被害状況に応じて使い分けできます。1か所にまとめると、その場所が使えなくなったときに困ります。
まとめ
- 最低3日分、できれば1週間分を目標に
- 水は1人1日3リットル×3日分から
- 食料はローリングストックで管理
- 携帯トイレを最低15回分(1人3日分)用意
- 電池・モバイルバッテリーの充電状態を定期確認
出典:内閣府「防災に関する国民運動」、消防庁「家庭での備え」。詳細は各公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 備蓄は何日分必要?
- 内閣府は「最低3日分、できれば1週間分」を推奨しています。大規模災害時は支援が届くまで数日かかる場合があります。
- 水はどのくらい備蓄する?
- 内閣府の基準では飲料水として1人1日3リットルを目安としています。3日分であれば1人9リットル(2リットルペットボトル約5本)です。
- 備蓄食品はどう管理する?
- 「ローリングストック法」が有効です。普段から少し多めに食料を買い、古いものから順番に食べながら補充していく方法で、期限切れを防ぎながら備蓄できます。