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図解手帖 ZUKAI TECHO

家具の転倒防止|地震前に確認すること

「いつかやろう」と思いながら後回しにしていませんか。家具の転倒防止は場所別に1本ずつ確認すれば、難しくありません。地震による室内負傷の多くは転倒した家具が原因です。今すぐ確認できるチェックポイントを場所別に整理します。

防災 読了 3 分 公開:
家具の転倒防止チェックリスト(場所別)の図解
家具の転倒防止チェックリスト(場所別)の図解

消防庁・内閣府のデータでは、地震による室内の負傷原因の多くが家具の転倒・落下です。後回しにする理由の多くは「どこから手をつければいいかわからない」という漠然とした不安です。場所別に1本ずつ確認することで、対策を具体的な行動に落とし込めます。

後回しにする理由をなくす:場所別確認の考え方

「家全体を一気に対策する」と思うと腰が重くなります。「今日は寝室だけ」「今週末はリビングの食器棚」と部屋を絞って取り組むのが現実的です。家族と役割分担する場合も、場所で区切ると作業が明確になります。

場所別チェックポイント

寝室(最優先)

寝ている間の地震が最も対応困難です。寝室を最初に対策します。

  • 大型タンス・衣装ケース:L字金具または突っ張りポールで固定。倒れる方向がベッドに向かっていないか確認
  • ベッド周辺の棚・照明:頭の上に落ちてくるものがないか目線で確認する
  • 枕元にスリッパを置く:固定と並行して実施。ガラス散乱時の避難に必要

リビング・ダイニング

  • 食器棚:L字金具または突っ張りポールに加え、扉にラッチ(開き止め)を取り付けると食器の落下も防げる
  • テレビ・モニター:転倒防止ベルトで固定。テレビ台との接続を確認
  • 本棚・収納ラック:重い本を下段に集める。上部に重いものを置かない

キッチン

  • 冷蔵庫:背面に固定ベルトを設置。前後・左右の揺れに対応しているか確認
  • 吊り戸棚:中の食器・調味料が落下しないように個数を減らす。重いものを高い棚に置かない
  • 電子レンジ:専用の固定ベルトまたは滑り止めマットを使用

玄関・廊下

  • 下駄箱・シューズラック:倒れると避難経路を塞ぐため固定が重要
  • 廊下の棚や飾り棚:飾り物が多い場合は落下防止マットを活用

マンション・アパートでの注意点

マンションでは壁の構造(コンクリート壁・石膏ボード壁)によって使えるアンカーや金具が異なります。石膏ボードに直接ビスを打っても強度が出ないため、柱や間柱の位置を確認してから固定するか、突っ張りタイプを選んでください。東京消防庁の防災情報では、まず「ネジが効く壁かどうかの確認」から始めることを推奨しています。

子どもへの伝え方

小学生以上の子どもには「地震が来たら家具から離れる」「本棚の近くで寝ない」という行動ルールを一緒に確認します。対策の理由を絵や模型で見せると理解しやすくなります。「家具の点検日」として年1回、子どもと一緒に確認する習慣を作ると定着します。

優先順位まとめ

  1. 寝室の大型家具(タンス・本棚)
  2. 食器棚の固定とラッチ設置
  3. 冷蔵庫の固定ベルト
  4. テレビ・モニターの固定
  5. 玄関の下駄箱

全部一度に終わらせる必要はありません。1箇所ずつ確実に進めることが大切です(出典:内閣府防災情報、東京消防庁)。

情報の正確性について:掲載内容は公開時点の一般的な知識をもとにしています。建物構造や家具の状態によって適切な対策は異なります。詳しくはお住まいの自治体の防災窓口にご確認ください。

家具固定と合わせて、就寝場所やガラス飛散対策まで含めた室内安全の確認は地震から身を守る室内対策で整理しています。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

賃貸でも家具を固定できますか?
壁に穴を開けるL字金具は賃貸では制限される場合があります。突っ張り棒タイプのポールや、粘着式の転倒防止板(家具の下に敷くタイプ)なら穴不要で対応できます。退去時の原状回復条件を確認してから取り付けましょう。
突っ張り棒で本当に固定できますか?
天井と家具の間に設置する突っ張りポールは、正しく取り付ければ一定の効果があります。ただし天井の強度・設置方法・製品の耐荷重を必ず確認してください。二本設置や設置角度の調整など、製品ごとの指示に従うことが重要です。
古い家具の固定は意味がありますか?
固定の効果は家具の年数より設置状況に依存します。ただし老朽化により家具自体の強度が低下している場合は、固定具が効かないこともあります。特に古いタンスや本棚は一度状態を確認してから対策を検討してください。

出典・参考情報

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