コンテンツへスキップ
図解手帖 ZUKAI TECHO

ハザードマップの見方と避難場所の確認

ハザードマップは役所でもらって満足するものではなく、自宅の場所を15分で確認するツールです。洪水・土砂・津波など災害種別ごとに色の意味と見るべきポイントを整理し、家族で共有できる避難計画の作り方を説明します。

防災 読了 4 分 公開:
ハザードマップの見方と避難場所確認手順の図解
ハザードマップの見方と避難場所確認手順の図解

ハザードマップは見たことがあっても、自宅の具体的なリスクを把握している人は少数派です。国土地理院のハザードマップポータルサイトを使えば、住所を入力するだけで15分ほどで自宅周辺のリスクと避難場所を確認できます。「見方がわからない」という人向けに、色の意味と実際の使い方を整理します。

ハザードマップポータルサイトの使い方

国土地理院が運営する「ハザードマップポータルサイト」(https://disaportal.gsi.go.jp/)は、全国の自治体データを一箇所で参照できます。

15分で確認できる手順

  1. サイトを開き、住所または地名で自宅を検索する
  2. 左メニューから確認したい災害種別を選ぶ(洪水・土砂災害・津波・高潮など)
  3. 自宅の場所が何色の区域に入っているか確認する
  4. 近くの避難場所・避難所を確認する(地図上のアイコンをクリックで詳細表示)
  5. スクリーンショットを撮り、家族と共有する

色の意味を知る:洪水ハザードマップの場合

洪水ハザードマップでは浸水想定深さに応じて色が変わります(自治体によって配色が異なる場合があります)。

浸水深一般的な色具体的な状況の目安
0.5m未満黄色床下浸水の可能性
0.5〜3mオレンジ1階浸水・要避難
3〜5m2階浸水・上階避難か早期脱出
5m以上紫・濃赤最上階でも危険な深さ

重要:浸水深の想定は「計画規模」と「想定最大規模」の2つが表示される自治体が増えています。大雨を想定した「最大規模」の地図を確認することを内閣府・国土交通省は推奨しています。

土砂災害・津波リスクの確認

洪水と並行して確認すべき災害種別があります。

土砂災害:山・丘・急傾斜地の近くに住んでいる場合、「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」「特別警戒区域(レッドゾーン)」に指定されていないか確認してください。レッドゾーンは土砂が到達する可能性と破壊力が高い区域です。

津波:沿岸部または河川沿いに住んでいる場合、津波浸水想定区域の確認が必要です。避難場所は高台か、内陸の高い建物になります。

マンション・集合住宅の考え方

マンション高層階に住んでいる場合、浸水リスクは地上階より低い一方、エレベーター停止・電気設備の浸水による機能停止に注意が必要です。地下駐車場・地下室のある建物は浸水リスクが高くなります。

洪水の場合は垂直避難(上の階に移動)が有効なケースもありますが、建物の立地・浸水深によっては外への避難が必要です。自宅マンションのハザードマップ上の位置と、管理組合が定める避難方針を組み合わせて確認しておきましょう。

家族で共有する避難計画の作り方

ハザードマップを確認したら以下を家族で話し合います(出典:内閣府防災情報)。

  • 自宅から最寄りの避難場所までの経路を2ルート確認する
  • 「どの警報・避難指示が出たら動くか」の判断基準を決める
  • 家族が離れているときの集合場所を決める
  • 避難場所の名称・住所をスマートフォンのメモに保存する

情報の正確性について:ハザードマップは定期的に更新されます。最新情報はハザードマップポータルサイトまたはお住まいの自治体にご確認ください。

ハザードマップ確認と合わせて、家族との連絡ルールを決めておくことも重要です。家族の災害連絡ルールの作り方も参考にしてください。

防災の記事一覧はこちら

シェア・保存 でシェア LINE

この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

ハザードマップはどこで見られますか?
国土地理院が運営する「ハザードマップポータルサイト」(disaportal.gsi.go.jp)に全国のデータが集約されています。住所を入力するだけで洪水・土砂・津波・高潮など複数の災害リスクを重ね合わせて確認できます。各自治体のウェブサイトでも配布しています。
ハザードマップに色がついていない場所は安全ですか?
色がついていない(リスクの低い)区域でも、絶対に安全というわけではありません。地図に表現できないリスク(液状化・急傾斜など)もあります。またハザードマップは過去のデータや地形モデルに基づくため、想定を超える災害では変わることがあります。色なしの地域でも避難場所の確認は行ってください。
避難場所と避難所の違いは何ですか?
避難場所は緊急の危険から一時的に身を守る場所(広域避難場所など)、避難所は被災後に一定期間生活する施設(学校・公民館など)です。災害の種別によって指定されている施設が異なります。ハザードマップで確認する際は、災害種別ごとの指定を確認してください。

出典・参考情報

防災・備蓄をすべて見る →

広告・アフィリエイト等の取り扱いについては 掲載方針 をご覧ください。