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図解手帖 ZUKAI TECHO

在宅避難の基本

災害後、すべての人が避難所に行く必要はありません。建物が安全で備蓄があれば自宅での避難生活が最も快適です。在宅避難を成立させるための条件・必要な備蓄量・生活ルーティンの立て方を解説します。

防災 読了 3 分 公開:
在宅避難の基本の図解
在宅避難の基本の図解

災害後に全員が避難所へ行く必要はありません。建物が安全で備蓄があれば、自宅での避難生活のほうが快適で、精神的なストレスも少なくなります。内閣府も「建物が安全なら在宅避難を検討する」ことを推奨しています。在宅避難の成否は「備蓄の量」と「生活できる仕組みを作っているか」で決まります。

在宅避難が成立する条件

以下の条件が揃っている場合、在宅避難が選択肢になります。

建物の安全確認

  • 柱・壁に大きなひびが入っていない
  • 建物が傾いていない
  • ドア・窓が開閉できる

二次災害リスクの確認

  • 津波・高潮の浸水想定区域でない
  • 土砂災害警戒区域でない
  • 河川の氾濫想定区域でない

これらはハザードマップで事前に確認できます。国土地理院のハザードマップポータルサイトで住所検索が可能です。

在宅避難に必要な備蓄の目安

最低3日分・理想は1週間分が内閣府の推奨です。

品目1人×3日4人×7日
飲料水9L84L
食料6000kcal分56000kcal分
携帯トイレ15回分140回分

食料は「調理不要か最小限の調理でよいもの」を優先します。

  • カップ麺・レトルトカレー・缶詰(プルトップ式)
  • クラッカー・ナッツ・チョコレート(高カロリー・長期保存)
  • アルファ化米(水だけで食べられる)

ライフライン別の代替手段

電気が止まった場合

  • 照明:充電式ランタン・ヘッドライト(LED)
  • スマホ充電:大容量モバイルバッテリー(20000mAh以上推奨)
  • 情報収集:乾電池式・手回し式ラジオ

ガスが止まった場合

  • 調理:カセットコンロ+ガスボンベ(1週間で2〜3本が目安)
  • 暖房:カイロ・湯たんぽ(ガスボンベの節約にも)

水道が止まった場合

  • 飲料水:備蓄ペットボトル
  • 生活用水:浴槽の溜め水・近隣給水拠点

マンション在宅避難の3つの落とし穴

  1. 断水(揚水ポンプ停止):電気が止まると水道が出なくなる。個人備蓄と浴槽溜め水が必須
  2. エレベーター停止:高層階への買い出し・荷物搬入が困難になる。備蓄が不足すると詰む
  3. ゴミ収集停止:生活ゴミ・携帯トイレの廃棄物が室内に溜まる。密封ゴミ袋を多めに準備

今日できる行動チェックリスト

  • ハザードマップで自宅の安全性を確認する
  • 3日分の食料・水の在庫を確認する
  • カセットコンロのガスボンベ残量を確認する
  • モバイルバッテリーの充電状態を確認する

情報の正確性について:掲載内容は公開時点の一般的な知識をもとにしています。最新の推奨内容は内閣府・消防庁の公式情報をご確認ください。

在宅避難の判断にはハザードマップの見方と避難場所確認での事前確認が必要です。停電対応の準備は停電への備えと対応も参考にしてください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

在宅避難と避難所避難、どちらを選ぶべきですか?
建物が安全で二次災害(津波・土砂・河川氾濫)のリスクがない場合は在宅避難が推奨されます。避難所は密集・プライバシーの確保が難しく、感染症リスクも伴います。内閣府も「建物が安全であれば自宅での避難生活を検討すること」を推奨しています。ハザードマップで自宅の安全性を事前に確認することが判断の前提です。
在宅避難に必要な備蓄の最低ラインは?
内閣府の推奨は最低3日分・できれば1週間分です。水は1人1日3リットル、食料はカロリー計算で1人1日2000kcal目安。これに携帯トイレ・ランタン・モバイルバッテリーを加えると在宅避難の基本セットになります。電気・ガス・水道が1週間以上止まる可能性もあるため、カセットコンロとガスボンベは特に重要です。
マンションで在宅避難する場合の注意点は?
マンションの在宅避難で特に確認すべきは「エレベーター停止」「断水(揚水ポンプ停止)」「ゴミ収集停止」の3点です。高層階への水や食料の運搬計画、携帯トイレの十分な備蓄、生活ゴミの保管容器の準備が必要です。管理組合が在宅避難ガイドラインを作成している場合は内容を確認しておきましょう。

出典・参考情報

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