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図解手帖 ZUKAI TECHO

減塩の基本

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、食塩の目標量は成人男性7.5g未満・女性6.5g未満(1日)とされています。日常の食事習慣のなかで無理なく塩分を減らすための環境づくりと行動単位を整理します。

健康 読了 3 分 公開:
減塩の基本の図解
減塩の基本の図解

厚生労働省の調査では、日本人の食塩摂取量は目標量を上回る傾向が続いているとされています。ただし「塩分を減らす」ことを我慢や制限として捉えると長続きしません。e-ヘルスネットでも「うまみ・酸味・香りで塩分を補い、薄味でも満足感を得られる食環境をつくる」アプローチが一般的に紹介されています。本記事は診断・治療を目的とせず、日常の食習慣づくりに関する一般的な情報を整理します。

食塩の目標量と現状のギャップ

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」による1日の食塩相当量の目標量は以下のとおりです。

対象目標量(1日)
成人男性7.5g未満
成人女性6.5g未満
WHO推奨5g未満

e-ヘルスネットによると、食塩を多く含みやすい食品の代表例は「漬物・みそ汁・加工食品・外食の汁物・ソース類」です。全部を避けるのではなく、「量を減らす・頻度を減らす・薄味で代替する」という段階的なアプローチが現実的とされています。

減塩を続けやすくする「食環境」の整え方

1. 調理時の塩分を「後がけ」にする

炒め物や焼き物の場合、味付けを仕上げ段階でかけると「同じ量でも味を感じやすい」とされています。e-ヘルスネットでは「食材全体に混ぜ込むより表面に感じさせる方が少量で満足感が出やすい」という考え方が紹介されています。

2. うまみ・酸味・香りで代替する

食塩を減らした分を補う素材の例:

  • うまみ:昆布・かつおだし・きのこ類(グルタミン酸・イノシン酸を活用)
  • 酸味:レモン・酢・ゆず(塩味を引き立てる効果があるとされる)
  • 香り:ごまだれ・しょうが・にんにく・ハーブ類

だし文化は日本料理の強みであり、減塩に最も相性がよい方法のひとつとされています。

3. 汁物の量と頻度を調整する

みそ汁・ラーメン・うどんなどの汁物は食塩を多く含みやすい食品です。具体的な対応として:

  • みそ汁の回数を1日1杯に絞る
  • 汁は全部飲まずに残す(麺類の場合)
  • 薄味のだしで具沢山にする(汁の量を相対的に減らす)

4. 加工食品・調味料の食品表示を確認する

食品ラベルの「食塩相当量」を確認する習慣をつけることで、どの食品に塩分が多いかを把握しやすくなります。ソース・ドレッシング・めんつゆなどは小さじ1杯で塩分が高くなることがあります。

減塩を「習慣化」するための行動チェック

  • 今週の食事で最も塩分が多いと感じる料理を1つ特定する
  • 次の1品だけ、薄味バージョンを試してみる
  • 食卓にレモン・酢・ごまを常備する
  • 加工食品を購入する際に食塩相当量を1回確認してみる

いきなり全体を変えようとすると負担が大きく続きません。「1品ずつ薄味に慣らしていく」方法がe-ヘルスネットでも現実的なアプローチとして紹介されています。

情報の正確性について:本記事は厚生労働省・e-ヘルスネットの一般公開情報をもとにしています。個人の健康状態・既往症による食事制限については、医療機関・管理栄養士へご相談ください。

栄養バランス全体の整え方は栄養バランスの基本もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

図解手帖編集部 編集部

暮らしの実用情報を1枚図解+解説でお届けする編集部です。公式・一次情報を出典に、断定を避けた正確な情報発信を心がけています。

よくある質問

1日の塩分目標量はどれくらいですか?
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、食塩相当量の目標量は成人男性7.5g未満・成人女性6.5g未満(1日)とされています。WHO(世界保健機関)の推奨値はさらに低い5g未満です。ただし個人の健康状態によって適切な量は異なるため、具体的な目標値は医療機関・管理栄養士にご相談ください。
減塩食品は普通の食品と何が違いますか?
減塩食品は塩化ナトリウムの一部を塩化カリウムなどで代替したり、製造段階で食塩量を減らしたりしたものです。腎臓疾患などでカリウム摂取を制限されている方は、減塩食品でも成分表示の確認が必要です。購入前に食品表示をよく確認し、不明な点は医療機関へご相談ください。
外食での塩分量を減らすにはどうすればよいですか?
e-ヘルスネットでは「汁物を全部飲まない・ソース・タレを別添えにしてもらう・漬物を残す」などの方法が一般的に紹介されています。外食1回で完全にコントロールするより、家での食事を薄味にして1日・数日単位で調整するアプローチが現実的とされています。

出典・参考情報

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