耐震改修の補助金・補助制度の活用方法|自治体の補助で自己負担を減らす手順
住宅の耐震改修工事にかかる費用の補助制度(補助金)について解説します。国・都道府県・市区町村の補助を組み合わせる方法・申請の流れ・補助を受けるための条件まで、国土交通省の情報をもとにまとめました。
耐震診断で「耐震補強が必要」と判定された場合、次のステップは耐震改修工事です。工事費用は高額になりがちですが、国・都道府県・市区町村の補助制度を組み合わせることで自己負担を抑えられる場合があります。
補助制度の基本的な仕組み
耐震改修の補助制度は「国→都道府県→市区町村」が連携して設けています:
- 国の補助:建築物耐震対策緊急促進事業(都道府県・市区町村を通じて支援)
- 都道府県の補助:都道府県が独自に設ける補助制度
- 市区町村の補助:市区町村が独自に設ける補助制度
これらを重ね取りできる場合があります(ただし上限・条件は各制度によって異なります)。
補助を受けるための流れ
重要:工事着工前に申請が必要
多くの補助制度は工事を始める前に申請・承認を受けることが条件です。工事を終えてから「補助を申請しよう」とすると対象外になる場合があります。
申請の流れ(一般的)
- 市区町村に補助制度を問い合わせる:「(市区町村名)耐震改修 補助」で検索、または建築・まちづくり担当窓口に問い合わせる
- 耐震診断を受ける(まだの場合):診断も補助を使って実施できることが多い→住宅の耐震診断と耐震改修参照
- 補助申請書を提出・承認を受ける:補助制度の条件・申請書類を確認し提出
- 改修工事を行う:補助対象の業者・工事内容を確認してから発注
- 完了報告・補助金交付:工事完了後に報告書・写真などを提出して補助金を受け取る
補助対象の目安
補助制度の対象となる主な条件(市区町村によって異なります):
- 建物の種類:木造住宅が対象の場合が多い(非木造は別制度の場合あり)
- 建築年:旧耐震基準(1981年5月以前)が主な対象
- 診断結果:耐震診断で補強が必要と判定された建物
耐震改修後のメリット
耐震改修工事後は:
- 地震保険の保険料割引:耐震改修した建物は地震保険の割引を受けられる場合がある
- 固定資産税の軽減:一定の耐震改修を行った場合、固定資産税の軽減措置を受けられる場合がある(詳細は市区町村に確認)
保険については火災保険・地震保険の見直し方も参照してください。
補助制度が利用できない場合
補助制度が終了・対象外の場合でも、以下の税制措置を活用できる可能性があります:
- 住宅ローン減税(耐震改修):耐震改修工事費用が一定額以上の場合、所得税の税額控除を受けられる場合がある
- 補助金が使えない場合も、補助以外の支援策について市区町村や国土交通省の相談窓口に問い合わせることを推奨
補助制度の詳細は給付金・補助金の探し方と申請の基本も参照してください。
関連記事
- 住宅の耐震診断と耐震改修——耐震診断を受けて補強が必要かどうかを確認する手順
- 給付金・補助金の探し方と申請の基本——各種補助金の探し方の基本
- 室内の地震安全対策と家具の固定方法——耐震改修と並行してできる室内対策
- 火災保険・地震保険の見直し方——耐震改修後に見直したい保険の内容
この記事を書いた人
図解手帖編集部 編集部
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よくある質問
- 耐震改修の補助金はいくらもらえますか?
- 補助額は市区町村・補助制度によって大きく異なります。一般的に工事費用の一部(例:上限額100万円など)が補助される場合が多いです。国の補助(建築物耐震対策緊急促進事業など)と都道府県・市区町村の補助を組み合わせると自己負担を大幅に軽減できる場合があります。お住まいの市区町村の建築・まちづくり担当窓口に具体的な補助額を確認してください。
- 新築に引っ越せば耐震改修しなくていいですか?
- 新築(2000年6月以降の建築確認の建物)は強化された耐震基準を満たしています。ただし現在の住まいが旧耐震基準(1981年5月以前)の場合は、新築に引っ越さない限り耐震性の問題は残ります。補助を使った耐震改修工事で現状の建物を補強するか、引っ越しを検討するかは、費用・状況に応じてご判断ください。
- 耐震改修を依頼する業者はどう選べばいいですか?
- 市区町村が補助対象とする業者(補助制度の条件として登録業者のみを対象とする場合がある)を確認してください。また、一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会などが公表しているリフォーム業者情報も参考になります。複数の業者から見積もりを取ることを推奨します。
出典・参考情報
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